人生は・・・

霊能力のある先生に時々、鑑定をしていただいています。

元々は娘が摂食障害で苦しんでいた時、たまたまお高いマッサージ機を買った販売員の方が別の健康食品の販売もしていて、それを購入したことから、その先生を紹介していただきました。

ぶっちゃけ話になりますがマッサージ機が60万ほど、健康食品がいわゆるマルチ的なもので、販売員の資格?のために10万ほどと、それ以後、毎月数万円の商品購入が必要でした。なので合わせるとゆうに100万は超えていると思います。

娘が摂食障害になった当初は本当に地獄のような日々で、毎日しんどくてしんどくて、私自身も鬱になっていたのだと思います。「この子を殺して私も死のう」とか ぼんやりとクローゼットの服を見つめながら「これに火を付けてやろう」とか何度思ったかしれません。生まれつきの肥満で人生で一度も標準体重にすらなったことがなかった私が誰もが驚くほど痩せました。

そんな時に出会ったのがその販売員さんのボス?が主催している鑑定会でした。30分5000円で相談に乗っていただけるのでどう? と言われ、正直、マルチ的な健康食品の販売関係だったので恐る恐るでかけた記憶があります。

先生は若い普通の男性でした。たまたまそのボスの方の鑑定をして?、その後もタダで鑑定をしていたそうですが、鑑定してほしいという人が増え、そのボスの人がいくらなんでもタダというのは良くないから、と30分5000円を勧めたそうです。

怪しげな霊能商売であるならきっととんでもないお金をふっかけると思うのですが、

(実は過去にメール相談1回3万円というのを受けたことがある)弁護士さんや探偵事務所?など、普通に相談する時の基本が30分5000円と聞いたことがあるので、それからしてもとてもまともだと思いました。

最初の鑑定のことは正直あまり覚えていません。でも、娘の名前と写真だけを持っていったのですが、それを見ながら娘が今までどのように感じて生きてきたかというような事を、まさに娘が言ったとおりに、ずばずば言い当てたのです。

その後も何度か問題が起こるたびに鑑定をしていただきました。

そして、「今の状況が底で、この先、今以上に悪くなることはない。むしろこれからどんどん良くなっていく」と言う言葉は、出口が見えなくて逃げ出す、投げ出すことしか考えていなかった私にはまさに救いの言葉でした。

そして、実際に気持ちが変わったからかもしれませんが、それ以降、少なくとも娘を殺そうとか家に火をつけようとか思うことはなくなりました。

その先生との出会いからかれこれ6~7年になるのでしょうか。今、普通に生活できていることがありがたいです。

息子の結婚後、胃潰瘍になり、それを主治医が「癌の可能性がある」と言ったときも、ちょうど、鑑定があり、尋ねてみると「がんではないと思う。少なくともあなたの人生を大きく左右するような病気とか怪我とかは、この先もない。それは家族も同様」と

「もちろん、小さな怪我や病気はあるけれど、その多くは治るもの。それによって人生が大きく崩れていくようなものは何もない」と

明日のことばかり心配して心配して身動きが取れなくなったり、体調を崩す私には本当にありがたい言葉でした。

娘の将来に関しても「女性として普通の人が体験することは体験できる」 つまり、結婚出産に関してですが、ちゃんと線が通っている、とのことでした。

先生は「これが良い」と言うとフィルターがかかり、いろいろな可能性を潰してしまうので、それは言わないといいます。

娘も鑑定を受けたことがありますが、先生は「それもいいですよ」とか「悪くないです」と言う答え方をして「これにしなさい」とは言ってくれません。なので、娘にとっては先生は物足りなくて、今は鑑定を受ける気にはならないようです。

でも、先生は「線が通っていない人には『それは駄目』とハッキリ言わないのは良くない」と、例えば子どもができない人には、ハッキリと「子どもは諦めたほうが良い」と言うそうです。だから「本人が望みさえすれば結婚も出産もあり得る」と言う、娘の鑑定は私にはありがたいものでした。仕事に関しても実は随分前に30代後半には続く仕事に出会える、と言われていました。でも、それはもう随分前のことで、この先10年近くも、今の状態なのか、と正直、気が重くなった気もしています。

5月に久々に鑑定の予約が取れて話を伺ってきた時に、娘の結婚は今年、来年を目指すなら相当、動かなくては駄目、と言われました。そして再来年以降であれば、自然流れの中で無理をしないでも相手が見つかる、と。そのときには娘も30代後半に差し掛かります。つまり、以前、見つかると言っていた続く仕事もこの頃になりそうです。30半ば過ぎの結婚でも子どもに恵まれるのか、と聞いたら、それも問題ない、と言われました。むしろ、今焦って仕事も結婚相手も、ということになればどこかで「妥協」することになり、後で後悔もしかねないので、5年スパンで考えたほうが良い、と・・・

あと5年・・・ 正直、今でさえ、私はしんどいです。でも、逆に私の我慢も「あと5年」と思えば良いのかもしれません。

先の見えない、出口の見えない状況から比べれば格段に楽になるのかもしれません。

 

このコロナのしんどい状況においても、私自身はコロナにはかからない、もしか買ったとしてもそれによって命を落とすことはない、と言われています。

ただ、先生はコロナは10,11月には薬かワクチンが開発され、年内には収束する、とおっしゃっていたのですが、その鑑定に、昨今の状況を見るとちょっとだけ不安を感じています。

そう、先生のおっしゃることが100%当たるということがないとは薄々感じていることもあります。たとえば、息子のことで「なるべく早く転職したほうが良い」と言われました。

あまり具体的に何かを指示されたことがなかったので、慌てました。当然?息子はそんな言葉など聞く耳も持たないので、今も同じ仕事をしており、お給料も同世代に比べればたくさん頂いているようで、やりがいを感じています。

5月に「結局、息子は今も同じ仕事をしています」と言ったら「それはそれでいい」と言われました。「彼には彼の考えがあり、あなたとは違う生き方をしているのだから、それを選択したのが本人であるならそれでいい」というようなことです。

これを鑑定が外れた、と取るのかもしれませんし、ワタシ的には、もし、彼が先生の言葉を受け入れて転職していたら、もしかしたらお嫁さんは癌にならなかったのかな、とも思います。いえ、癌になったとしてももっと早い段階で対処できていたのかも、と。

お嫁さんが違和感を感じていたのは3年くらい前で、その間、放置していたのです。

息子は毎日午前様のブラック企業で働いていて、お嫁さんに気遣いができていなかったのかも・・・とか

自分たちの生活を優先したいから子どもは作らない、と言っていましたが、生活に余裕ができてたらもしかして、子作りをして、子どもができてたら乳がんにはならずに澄んだかも、とか・・・

すべてが「たられば」ですが・・・

人生なんて、ほんの少し道をそれただけで大きく変わってしまうものなのかもしれません。

先生は、その時その時、見えるものを基準にアドバイスしてくれますが、それを実行しなかったり、仕方が違うとまた別の未来になっていくのかもしれません。

それでも、私は、ありがたいことに「今が底」と言われたとおり、あの時以上の地獄は味わっていません。

とりあえず、病気も怪我も「治る」と言う言葉通りです。

ありがたいことに「老後のお金の心配はない」と言われているのも信じたいです。

娘に責められ続けた私が娘にした過保護、過干渉も「あなたはあなたなりに必死に生きてきた、頑張ってきた」と言っていただけたのも救いです。

「あなたは、あなたの役割を捨てて自分の人生を生きなさい」と言っていただいたのも心に響いています。ただ、それができないでいますが・・・

ワガママに好きなことをしていい、と言われてるのですが、それをしないのも自分で決めたこと(笑)

娘も息子も自分たちで自分の人生を切り拓いていく、それを理解できずにいつまでも、「私がなんとかしてあげなくちゃ」というのが私の苦しさの原点なのかもしれません。

それを息子は「子どもを信頼していない証拠」と言い、娘は「かわいそうな過去の自分を救ってやりたい自己満足だけ」と

そして夫は私のやっていることをただ見ているだけ・・・

それでも、なんとか私は彼らに必要とされたがっている・・・

私だけの人生ってなんだろう? 自分のやりたいことをすればいい

それを求めても本当に良いのでしょうか?

 

でも、やっぱり私は結局「家族に求められる存在」でありたいのだと思います。