お医者様

もうかれこれ30年以上、耳鳴りに悩んでいます。

きっかけは初めて姑だけと子供二人連れて出かけたこと。

勝手な思い込み、被害妄想だと思われるかもしれませんが、私はキッチリ日記を書いていたので間違いありません。

姑と出かけた翌日、トンネル入ったときのような耳がふさがったような感じがして、それがスポンと取れたかと思ったらキーンと言う金属音が響き渡り、それこそ、色々ありましたが、結局、諦めて慣れて今に至ります。

耳鳴りと共存してはいますが、ここしばらく、テレビの音が今までの音量では聴きにくくなり、聴力が落ちていることを実感していました。さらに1ヶ月ほど前から耳がふさがったような感じがしはじめ、外耳がめっちゃ痒かったせいもあり、3週間ほど前に耳鼻科に行きました。

近くにはいくつか耳鼻科があるのですが、一番気に入っていた所は、知らないうちに廃業となっていました。かなり年配の女医さんだったので仕方ないかな、と。

で、一番良く通ったことのある耳鼻科に行こうと思ったのですが、メッチャ混むし、口コミ見たらやたらひどいし、かかったことのある夫も「あそこは嫌い」と言うので、昨年できたばかりの新しい耳鼻科に行ってみました。

新しくてきれいで先生も感じが良い割にはすいていました。聴力検査をしてとりあえずビタミン剤のようなお薬をもらって1週間飲んでもう一度、聴力検査をした所、誤差の範囲といえないでもない程度には改善している、とのこと。う~ん・・・と言う感じです。

それから1ヶ月分のお薬を出してもらって今も服用しているのですが、また2~3日前から耳がふさがったような不快感が・・・

専門家でもない素人が偉そうには言えませんが、正直、あまりその先生に期待は感じられませんでした。

なので、またどうしようか迷い、結局、一番最初、30年前に耳鳴りが始まったときにかかった耳鼻科の扉を叩くことにしました。

そこを敬遠していた理由は、「やっているのかやっていないのかわからない外観」

夫が嫌いな耳鼻科ができたのはたぶん25年くらい前です。ちょうどその頃、息子がアレルギー性鼻炎で通いました。その時から割と変わらず繁盛しています。でも、なんだか先生が好きではない・・・ってのは私も同様でした。

その後、10年ほど前から女の先生の耳鼻科に行くようになりましたが、慢性的な病気があるのではないので(耳鳴りは諦めて放置です) 急に診てもらうことになるのですが、基本的に「予約優先」で予約が取れないと拒否されます。待っていれば診ないこともないと言われますが、メッチャ時間がかかります。

それでも、今までのちょっとした不調は1回の受診で治っていたので、今後もここをメインにするつもりでいました。でも、夫が久々に行ったら「○日をもって廃業させていただきました」と書いてあったそうです。

と言うことで、申し訳ないけれど消去法でここへ行くことにしました。

ただ、もう諦めてどこにも行かない、と言う選択もできたのですが、行くことにしたのはここはちょっと変わった診療科もあります。

心療内科的なものですが、自費で受けられるものです。

30年前にもその一端がありましたのである程度は覚悟?がありました。

その時は O-リングテストでした。当時、そういうものが流行っていた気がして、私はその存在も知っていたし、試してみたりしていたので、あまり違和感なく受けることができましたが、正直、お医者さんで受けるとは思っていなかったのでオドロキました。

結果として、私の耳鳴りは「慣れる」ことでしか克服できず、今も耳鳴りとはお付き合いしています。

それはさておき、今回、久々にお目にかかった先生は、かなりお年を召しておられ、そして先生も気にしてはおられるようですが、相当に「耳が遠い」状態でした。

でも、やっぱりメインはO-リングで診察でした。(聴力検査の結果はどこでも同じで、かなり聴力が落ちている、でした)

しかし、ここで他の先生と見解が違ってくるのは不調の原因が「精神面」にある、と言うことでしょうか。自律神経の乱れを私は自覚していますが、血液検査でも尿検査でも何の異常もなく、結果として「正常です」で終わってもそれでも不調は治らない・・・

そんな私に先生は簡単に家族構成を聞き出し、私の不調の原因をO-リングでチェックしていった所

「お嬢さんとの関係性」と・・・

その時の私の気分は ドッシャー、ビンゴ!って感じでした。

ものが聞き取りにくい・・・ それは、もちろん物理的なこともあるのでしょうが、「聴きたくない」と言う心の叫びだったのかもしれません。娘に責められ、注意されて怒られて、まさに「耳をふさぎたくなる」そんな事が続いていました。

それを言うなら、最近、目がものすごく疲れている(4月に眼科へ行って、最近またひどく調子が悪い)のは単純にネットサーフィンのしすぎかもしれないと思っていたのですが「見たくない」の現れなのかもしれないと。

そう、私は今、色々なことから逃げ出したい気分です。

見たくないもの、聴きたくないものがたくさんあります。そう、全てをシャットアウトしたいくらい・・・

 

ここしばらく続いていた高血圧、微熱、不眠が少し収まってきました。

と、同時に一気に体重が増えました。

もともとおデブですが、食べる量は変わっていません。

膝を痛めてからやめていたウォーキングも再開しました。

それなのに、体重がみるみる増えたのは、ある意味 自律神経が少しマシになったのかもしれません。

ただし、その代わりに目と耳が不調になり始めました。本当に驚くほど「入れ替わり」にです。

 

私は自分が「体調不良」であることを言い訳の切り札にしていたのかもしれません。

できないことをそのせいで「仕方ない」と。

でも、血液検査で客観的に「内臓的には問題ない」という結果が出てしまったので、次に言い訳できるところを体が探していく、もしくは作り上げていったのでしょうか?

 

先生は「意識的、無意識的に病気を作っている」というようなことを言いました。

「あなたはあなたで完璧なんですよ」と。

「あなたが『良くなりたい』と願うことは、今の状態を「良くないこと」と決定づけること」だと。

だから「今もとてもいいので、これが続きますように」と意識したほうが良いと言われました。

 

昔からネガティブ思考で、それをなんとかしなくちゃと自己啓発本にもセミナーにもお金をかけましたが、結局、同じところをずっとぐるぐる回っているばかりです。

 

私が幸せになる道

それは、自分がいま幸せであるということをちゃんと理解すること

 

今更ながら 「それだけのこと」だったんだ、と思いました。