還暦オバサンにできること

64歳まではとりあえずできるはずのお仕事を「コロナ怖い」で辞めて丸一年。今年もせっかくのお誘いをお断りしてしまったので、もうこの先、この仕事をすることもないかもしれません。

でも、コロナの感染が再拡大しているので、そのストレスで自律神経をやられる恐れを回避できたことは結果的に良かったと思っています。

できれば、コロナが収まってもう一度、やってみたい気持ちもありますが、その反面、やはり半端ないストレスを思い出して「これで良かった」と思おうとしています。

 

それに、いくつか取った資格というか心理学を含め民間資格のためにお金も時間も費やしてきたので、これを生かしていきたい気もしています。

ちょうど今月の心理の講座は、もうひとりの人が欠席だったので先生とマンツーマンでした。

私は他の講座もこの代表者の先生から直接、指導を受けることができています。ほぼ同世代で価値観が似ているところもあります。なので、とても共感ができるのですが、その先生が今の仕事を立ち上げたのは30代の頃、そしてこの先はゆっくりと後進に道を譲るようにシフトしていきたいと考えているようです。そう、アラカンはもうすでに一線を退く年代なのかな、と。

でも、私の尊敬する鈴木秀子先生は、今調べたら御年89歳でした。

私がエニアを習い始めたのが20年ほど前でしたので、その段階で70近くでした。10年ほど何度か直接的なセミナーに参加させていただき、10年前、娘がメンタルをやられてからは遠ざかっていたのですが、数年前には娘と一緒にワークショップにも参加できました。と言うことは80半ばくらいまでは精力的に活動されていたのだと思います。

最近も講演会や著作活動、雑誌の掲載など90歳近い方としてはとても精力的に活動されていると思います。

そう考えると60歳になって私に何ができる、と悩む必要はないのかもしれません。

もちろん、鈴木先生や今の心理の先生のように元々の実績があるわけではないので、スタート時点が違います。

でも、例えば私の習っていたとある健康法の手技は、ほとんどが私より年配の方ばかりで、それは精力的に活動されていたりします。中には82歳でその手技を学んで、活動されている方もいます。先生は「いくつになっても人の役にたてるのがこの手技」と

私も70後半の先輩のお手伝いを時々させていただいています。彼女は元看護師で、その知識と経験の上でこの手技に絶対の信頼と自信を持って、ある意味使命的にボランティアの市民講座とかで教えています。そのお手伝いなので当然、収入には繋がらないのですが、「やりがい」という面ではとても満足しています。

3年ほど前には繁華街の一角にお店があり、ここで研修という名目で週に1回ずつ施術を行っていました。1年位の期間でしたが、多くのお客様に実際に触れることで経験を積ませていただき、ちょっとばかり自分の技術に自信を持つことができるようにもなっていました。

しかしちょうど2年くらい前にこのお店が閉店し、その後、私もすっかり施術から離れてしまいました。自分でお店を持つことはこんなんだと思っていますし、過去に数名でお店を立ち上げた先輩方もことごとく閉店していることからたとえ共同であっても「経営」という面ではこんなんだと思います。

 

60代、この先何をするか、その目的は・・・

おそらく一番いいのは自己実現と言うか、社会貢献。つまり利益を度外視してやりがいを求めて生きていくこと

ありがたいことに夫はおそらくあと10年は何かしらの仕事をすることができそうです。とりあえずあと2年で年金ももらえるし。

私の年金はほぼ国民年金のみで未納期間もあったので微々たるものですが、60歳から10年確定の個人年金が手に入ります。正直言って、扶養の範囲内のパートで年間に稼ぐのとほぼ同等の金額になるはずです。

ってことは、やはり収益というのを考えなくても生活としては今までと変わらないということのようです。

それでも私の中では「お金がほしい」という意識が強いです。働かなくちゃいけない、という意識も。

いくらボランティアであっても、と言うかボランティアだからこそ活動費が自分持ちなので、その活動するための資金くらいは得なければ、今のように家におこもりしてネット三昧していたほうがお手軽でお値打ちになってしまいます。

やはり月に数万でも「実入り」がほしいです。そしてできれば、資格を取るために使ったお金を回収したいと思うのもあります。仮に500万として10年活動するとなれば年に50万、月にすればやはり4万円くらい。それに今現在の活動費 1~2万ってところでしょうか

そうするとちょうど、扶養範囲のパートで得ていた 月に8万くらいってのがまさにぴったり来ます。

夫のお給料はあと1年半は額面で月に42万固定です。定年直後はもっと少なかったのですが、lなぜか去年、突然UPされました。60歳から企業年金はもらっているので去年は久々に貯金ができました。でも、もし65歳で仕事を辞めて年金生活になったらちょっと厳しいかもしれません。

色々、思うことはありますが、それでもとりあえず、収入がなくて即生活に困ることはないと思います。

ただ、自分の意識の中で自分の収入がないことがすなわち自分の存在感のなさのように感じてしまって辛いだけです。

 

なんとかしなくては、と焦るばかりです