母の日

息子から母の日のプレゼントが届きました。

就職して家を出た時に「余裕がなくて母の日のプレゼントが用意できない。誕生日に送るので勘弁して」みたいなことを言われました。

そもそも、家にいた時に特に母の日を何とかするってこともなかった気がするけど(学校の帰りにいつものパン屋さんでパンを買ってくるくらい?)

小学校の時はともかく中学高校は母の日になにかもらった覚えはないのですが、大学に入った年に「お母さんありがとう」と書かれた1本のカーネーションをもらった時は隠れて号泣しました。大学受験の時はそれはそれは大変でしんどかったし、思春期の頃はかなり反発も食らっていたので、そのカーネーションが本当にめちゃくちゃ嬉しかったです。

娘からは就職した年にプリザーブドフラワーカーネーションをもらったのですが、これが私がプリザーブドフラワーに惚れ込むきっかけになりました。

それを知っていたのか、息子が就職した後の私の誕生日に送ってきてくれた赤いバラのプリザーブドフラワーが娘が最初に送ってくれたものに匹敵するくらいお気に入りで今もラインのアイコンに使っています。

以来、母の日、誕生日などに家族が贈ってくれたものが今回のもので16個目になりました。(うち今回のを合わせて2個がハーバリウム) ありがたく全て玄関の下駄箱の上に並べてありますが、正直、そろそろ乗っけられる限界状態で毎日見ている娘はここ数年は別のものを贈ってくれてます。息子は去年は誕生日プレゼントまでくれました。

そう、息子が結婚した時、「母の日か誕生日に贈り物をしたいけどどっちがいい?」と聞かれたので「どちら気を使わせて申し訳ないけれど、世間が母の日だと浮かれている時に話についていけないと寂しいから母の日のほうがいい」と答えておきました。しかし、去年、誕生日にも贈ってきてくれたので、まあ、母の日はなくてもしょうがないか、と思っていました。ただ、なんだかんだで去年はお嫁さんの送り迎えなどかなりお手伝いをしてあげていたので、そこはやっぱり何らかのお礼はあるかな、と思っていたのも正直なところです(笑)

 

で、今年の母の日当日、お嫁さんからいつもの言い訳ラインが届きました。「息子くんが手配を怠って当日には届かないと思います、すみません」みたいな感じで(笑) いや、これ誕生日の時もでしたし、たしか去年の母の日もそうだった気がします。その時に「お互いの親のことはそれぞれでやることになっている」と書かれていたので、私のせいじゃないんですよ、と言いたいのかな?

 私は女ばかりのきょうだいでしたので、昔から共同で母の日にプレゼントをしていました。3人でお金を出し合って、一番センスのいいすぐ下の妹が選んで送る、と言う形で。しかし、なんだかんだで話し合いをするのも面倒だし、そもそも母が気に入らないものをもらって礼を言うのがめんどくさい、と正直にぶっちゃけるので(笑) 私はここ10年くらい現金を渡していました。私が母の日のプレゼントを渡しに行ってても息子も娘も気にしていなかった気がします。(あなた達にとっては私も母なのに!)  強いて言えば母の日は外食、というくらいで。

なので、まあ、母の日は正直言えば気を使うだけの中々メンドクサイ風習だと思っています。

メンドクサイと言えば、義母に贈るものを考えるのもメッチャ難しかったです。(と言うかむしろ父の日のほうが大変だったけど) 義母は洋裁の仕立てを内職にしていたので着るものはダメだし、日傘とか帽子とかバッグとか色々考えたのですが、結婚したばかりの年、ワタシ的にはかなり張り込んだ(7000~8000円した)おしゃれな帽子を贈ったら、使いにくいと言われてゴムを付けられて畑仕事用にされていました・・・ なんだかな~でした(笑)

どうにも贈るのも贈られるのも慣れていない感じがします。

 

さて、玄関に並べられたプリザーブドフラワーですが、我が家には人はめったに来ないのですが、たまに宅配やさんとかなにかの勧誘などで来たおばさんなどの目に止まって褒められることがあります。

私のコレクション魂を満たしてくれているプリザーブドフラワーは、ここでさらに「息子が母の日に・・・」とか「お嫁さんが選んでくれて・・・」←(宅配のオジサンがたくさんあるプリザーブドフラワーの中から特に褒めてくれたのがそれだった)と、なんとなく愛されている母を演出できることが嬉しかったりします。昔保険のおばさんをしていた時の同僚が今も頑張っていて、結局お付き合いで今も家族の保険に入っている関係でちょくちょく家にやってきます。で、増えていくプリザーブドフラワーを褒めてくれるのがささやかな私の幸せだったりします。

最近の宅配やさんはこのご時世なので玄関先でちゃちゃっと置いて帰りますが、以前は喋りたがりのオジサンやおばさんがいて、人んちの中、結構見られていたし、通販なんかするとチェックされていたみたいな感じでした(笑) いつだったかなんて着払いのお金がちょっと足りなかったことがあるのですが「いいわ、いいわ私払っておくから」って。そのオバサンはたま~に「声かけたけど出なかったけど、扉が開いてたから置いといた」って勝手に荷物をおいていくこともありました。一時期、買い物依存でオークションに凝っていて本当に2~3日に1度くらい荷物が届くことがあってある意味顔なじみになっていました。でも、ある日玄関横に和室があり、そこにあった現金がなくなったことがあり、その後あちこち調べたら 商品券とかご祝儀を入れて置いておいた封筒とか、真珠の3点セットとか色々なものが行方不明になっていることに気づき、警察に届ける事態に発展しました。警察は私の勘違いか、そうでなければ「家族」だと・・・ その時は家族構成やら家族の勤め先、学校名まで全部書かされた気がします。結局、わからないままになってしまいましたが、その後しばらくは、知らない誰かが侵入したのかもしれないと気持ち悪くてたまりませんでした。それからは玄関には必ず鍵をかけるようにしましたが、そこでふと、ずっと我が家を担当していたその女性配達員さんがパッタリ来なくなったことに気づきました。そうすると、悪い考えが働き、「もしかしたらあの人だったのでは?」と・・・ 正直、今もちょっと疑ってしまっています。最近はどこの宅配やさんも毎回知らない人ばかりです。

配達員と言えば、昔、ひどかったのは郵便局のお兄ちゃんで、我が家のインターホンは壊れていて「故障中」と書いて貼ってあります。なので玄関先に回らなければいけなくなるのですが、テレビを見ていて声を掛けられても気づかないことがあります。でもリビングの横を通らなければ玄関に行けないので、家に人がいることは配達員さんにはわかると思うのです。なので、聞こえなかったらもう少し、大きな声を掛けてくれれば・・・と思うのですが、家にいたはずの時間に「不在伝票」が入ることがしょっちゅうありました。その郵便局のお兄ちゃん、玄関で扉を1回だけノックして出なかったら即座に帰っていってたのです。毎回、このお兄ちゃんでした。2階にいて何か音がした気がして階段を降りてきたら、とっとと帰っていくお兄ちゃんがいて、その背中に「います!!」と叫んだこともありました。あまりに酷いので(向こうからすればこちらのほうが酷いのかもしれませんが) 郵便局に「もう少し大きな声で声をかけるようにしてください」と要望を出しておきました。その後、お兄ちゃんは担当から外れたみたいです・・・

いけない、宅配やさんのことで本題がどこかへ行ってしまった・・・

と言うか、そもそも本題もなにもないのですが・・・

今年の母の日に娘は枕をプレゼントしてくれました。ずっと私が眠れない、と言っていたので

見ていたらとにかく早く欲しくなったから、と母の日よりかなり早くプレゼントしてくれました。さらにその前に「お母さんが好きそうだから前に買っておいたんだけど」とオマケにフクロウの置物も。実はフクロウちゃんも私のコレクションアイテムで海外で買ったものも合わせて相当あります。そのコレクション癖を責められていたのでここ最近はフクロウちゃんは増えていませんでした。今でも娘は物を増やすな、整理しろ、捨てろとうるさいので、なるべく私も余分なものを買わないようにしたいたのですが、いざ、ネットで母の日のプレゼントを探していたら私の好きそうなフクロウちゃんを見つけてしまったようです。正直なことを言えば枕よりフクロウちゃんのほうがうれしかったです(笑) もちろん、枕もありがたく使っています。自分だったら躊躇して買わない高そうな枕だったので。

去年、娘からも誕生日プレゼントをもらいました。この時も最初に私の好きそうなものを買っておいたのに、私が言った一言から全く別のものを買ってくれました。結果、そのプレゼントももらいました。

なんだかオマケがいっぱいです。そう言えば今日届いた息子からのプレゼントに、紅茶とチョコも入っていました。どちらも私の大好きなものです。ハーバリウムはなぜか「桜」でした。プリザーブドフラワーは今までもらった物のほとんどが私の好きな薔薇でした。なので桜は異色です。

でも、息子はまさに桜の季節に生まれたので桜を見るとつい、息子を想像してしまい、私としては本当に、なんとも言えず心を揺さぶられるものでした。

彼が意図したのかどうかはわかりませんが、少なくとも多少は私のことを考えて選んでくれたのだな、と思えて、今はとても幸せな気分です。