まだあるか・・・

先日、お嫁さんから意味不明のラインが届きました。

それによると、お嫁さんのお父さんが、私たちに「桃」をくれたそうなのですが、それを我が家に持ってくる途中に落としてしまったので、それをどちらにも言うことができずに自分たちで持って帰った、と言うこと。

息子が桃を持っているのは見ました。「ああ、お嫁さんの親が娘夫婦に持たせたんだな」と思ったくらいです。すごく立派な桃が1ケースで、以前も息子が向こうの実家からもらった果物を夫婦二人だけなのにたくさんだな、まあ、親心かな、と思ったことがあります。その時は、うちの帰りに私の実家のおばあちゃんちに寄っていくと言っていたので息子に「それ、少しおばあちゃんにあげたら?」と言ったら、「はあッ!? 向こうの親がくれたものなのに!」ってキレられました。たしかに私は彼女のご両親のように息子たちのために気の利いたものを用意していたことはありません。家にあるものを「持っていく?」はよく言っていましたが、そのたびに「いらん!」の一言で片付けられるので、それ以後、言わなくなっていました。

今回、桃を見た時、「それ、どうしたの?」と言った瞬間に、間髪をいれずに私が自ら「ああ、車の中に入れっぱなしにしておくと傷むからうちに入れておいたのね」と、また「クレクレ」していると思われるのが嫌で言いました。息子は「ああ」と言って桃を持って帰りました。その際に、我が家でなっているゴーヤを6~7本ほど渡しておきました。これは去年、お嫁さんの家の手伝いに行っていた時にゴーヤが大量になって困っている、と言ったらお嫁さんのお母さんが「ゴーヤ大好きです」って言ったので分けたら、とても喜んでもらえたので、これなら迷惑にならないだろうと思ってのことです。

2日ほど経ってお嫁さんのお母さんから暑中お見舞とゴーヤのお礼のラインが届きました。私もワクチン接種で大変だった話とゴーヤをもらってもらって助かったという感じの返信をしました。

 そして、その後、お嫁さんから来たラインが衝撃でした。息子が持っていた桃はお嫁さんのお父さんが我が家のために用意したもので、それを傷めてしまったので我が家に渡すことができず、今度来る時に、今自分たちが住んでいるところの土産を穴埋めに我が家に渡すことにしてた、とのこと。ところが、お嫁さんが自分の母親からゴーヤのお礼を私にラインでした、と言う話を聞いて「連絡を取り合っていたのか」と慌てて、もしも『桃は美味しかったですか?』と聞かれたら困るから貰っていたことにしてくれと口裏合わせ?を依頼してきたというものです。

ガクセンとしました・・・ ものすごく立派な桃だったので、相当お高いのだと思います。それを貰っていながら(私は全く知らなかったので当然ですが) お父さんに一言もそれについてお礼を言っていません。どれだけ無礼者なんだ・・・ ありえない・・・ 私はとても礼儀とか義理は大切にする人間です。今までもきちんとやってきました。それなのに・・・・・・

「ごめん、預かった時にちょっと落として傷めちゃったけど」って一言添えて渡すだけで十分な話ですよね? それなのに、なぜ?

お嫁さんが言うには「落として傷めた」と言ったら親に叱られるのが嫌だったと。

そして、その騒動?を連絡してきた息子に「ちゃんとお義父さんに説明しておいてよ」とラインしたらそれに対して「お父さんがものすごく桃を食べさせたがっていたから、渡してないと知るとまた何か別のものを買いに行くから」と。つまり、お父さんにはそういう手間を掛けさせたくないという、まあ気遣い、思いやりなんでしょう・・・ お母さんに叱られるのが嫌というのとお父さんへの気遣い

なので、お嫁さんの心情だけはなんとか親を思う気持ちとして理解してあげようと思いました。問題は我がバカ息子です。彼女が自分の親に遠慮するのは仕方ないにしても、どうして、息子が私たちに本当のことが言えないのでしょう? と言うか、私たちがそんな事を気にしたり、文句を言ったことがかつてあったのでしょうか? そう思われていた? 

正直、それがショックでたまりませんでした。息子のことはもう本当に「いい顔シイ」で「いいカッコシイ」だと諦めていたけれど、まだ呆れさせられるんだな、と。それよりも私はやっぱり、最初に桃を見た時に「たくさんもらったから、おすそ分け」って言ってほしかったってのが一番残念だったこと。それが、本来私たちがもらうはずのものだったと知った時には、娘が桃が大好きだったので、食べさせてあげたかった・・・ってのが親としての残念な気持ちです。

少なくとも私は頂きものがあった時、実家に寄ったら、半分は置いてきます。嫌いなものだったら全部おいてくるけど(笑)

 いずれにしても個人主義と言うか、彼らは自分たち夫婦だけでいいんだからもう私たちには関わってくれなくてもいいのに・・・っておそらく、このブログを始めたキッカケに書いていたような気がします。

それなのに、また私を引っ掻き回してくれます。正直、疲れました。

嫌な気分でも怒りでもなく、ただ脱力です。