怖い先生が優しい2

以前にもこのタイトルで書いたような気がするので「2」で(笑)

久々に怖い先生の整体へ行ってきました。3月の終わり、今年は梅を見に行きそびれてしまった、と慌てて近所の森林公園へ行ってきました。長い間、家にこもりっきりだったので、行き帰りは自転車で。

歩き始めはとてもさわやかで気持ちよかったのですが、いつも履いている靴がちょっと冬っぽかったので、長らく履いていない靴を使ったのが間違いでした。梅園にたどり着いた頃にはもう、足が変な痛みを感じていました。靴の中で足の指が縮こまっている感じです。しかし、私の入った入り口からしたら一番奥の梅園なので、戻るには同じ距離を歩くしかありません。なんとか足を引きずりながら戻り、残り時間にして5分程度となったところで、踵を踏んで歩けば楽になると気づきました。しかし、結局、足と言うより足指、足先が痛い、と言う感じで1時間くらいは歩いていました。

そして、その後、古傷の右膝が痛み始め、かばったせいか股関節も痛み、腰も痛み・・・それをなんとか我慢していたのですが、ついに我慢しきれなくなって怖い先生のもとへ・・・

月曜でしたが、小学生くらいの男の子とそのお父さんらしい人がちょうど帰るところでした。お父さんがめっちゃ感激?して膝につかんばかりに頭を下げて帰っていきました。きっと初めての人なんでしょうね。そう、怖い先生はよそで見放された(たぶん)患者さんが得意なんです。私も最初の五十肩の時には大感激でしたし(笑)

おととしの10月からの五十肩は去年の正月過ぎ?から結構時間がかかってしまったので、ちょっとさぼったりしていましたが、今はなんとか普通に生活できるようになっています。(コロナワクチン3回目のおかげ?)

この五十肩の治療が思ったより長引いてしまったせいで、めんどくさくなり、しばらく足を運んでいませんでした。先週の土曜日には足と言うか股関節の痛みがもう、どうにも耐えられなくなり娘に「足をきゅっと引っ張って!!」とお願いしていたのですが拒否され「怖い先生の所へ行っておいで!」と言われても「土曜日はこんでそうだからメンドクサイ」と拒否して結局土日は「痛い痛い」と言いながら過ごしました。

そして月曜、やっぱりもう駄目だ、と言うことで出向いたわけです。

で、先にやってもらっていた男の子が帰った後は私一人でした。先生は相変わらず「体にいいとか健康のためだとか言って歩く必要なんかない」 「歩いた結果が悪くしてたら意味もない!」と怒っていました。本当に返す言葉もありません。でも、世の中ではやっぱり「健康のために運動をしましょう、体を動かしましょう」って言いますよね。実際私も体がなまってしまっていたので、そろそろ何とかしなくては、と思ったのです。でも「あんたの体はまだ準備ができてない状態だったんだよ」と。で「あんたが大変なのもわかるけど」と、以前、娘のことなどで愚痴と言うかいろいろ話したことを覚えていてくれたようで、自分も娘といろいろあって、あんたの状況が他人ごとに思えない、と…… そのあたりで妊婦さん、それからまたしばらくして私と同世代くらいの女性がやってきたので、正直私はあまり家庭のことをほかの人には聞かれたくなかったのでなんとなくウヤムヤにしましたが、でも、先生が気に留めてくれていたことはうれしかったです。

で、昨日は用があって車で1時間ちょっとのところを往復しましたが、そう言えば、股関節は完全に痛みが取れているなと思っていました。

そして今朝は、なんと膝の痛みもほとんど感じていません。

変形性膝関節症なので治ることはないはず・・・ なのに、今朝は普通に生活できています。 あらためて土曜に行っていたら土日を泣きながら過ごさずに済んだのに、と。

 

ここのところの医者通いで、結局医者に行っても何もわからない、変わらないって思っていたのですが、でも、やっぱりそれだって「早めにかかって正解」なのかもしれません。

 

最近、私がやっとたどり着いた生き方はかつて妹2がやってきたことばかりのような気がしてきました。

奴はもう20年くらい前からいわゆる「断捨離」を始め子供のころからのアルバムも全部捨てたし、年賀状も出さなくなったし、嫌なことはやらない、と豪語していました。

子どものころから医者通いが大好きで、ちょっとの不調でもすぐに医者に掛かります。世間の常識なんてものより自分を優先します。

 

今頃になって私も、そういうスタイルにシフトしたいと焦っています。

今更ながら、奴が私のメンターだったのかもしれない、と思います。

 

妹2のことを思い出したのは、なんとなく怖い先生と妹2って相性がいいような気がしたからです(笑)

妹2はこういうタイプの難しいじいさまに好かれる子だったように思います。

 

変な言い方ですが、怖い先生に好かれる?ようになったのは妹2に近づいてきたのかな?とも思ったりするのです。

私は誰かになりたい、と思ったことはありませんでしたが、今は妹2みたいに自由に生きたいと感じています。