幼稚で子供っぽい

ずっと前に書きかけて下書きに入ったままだった日記をUPしておきます

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還暦を過ぎたオババですが「絵画欲求不満テスト」なるものを受けた結果、他責的逡巡反応がメッチャ高く、自責的逡巡反応も高く、他罰的であり自罰的であるという傾向が出ました。

元々白黒つけたがる傾向が強いくせに、その白黒を自分でははっきり決めかねているし、人を責める傾向が強いけど同時に自分もメッチャ責める、と言うのは今までやってきたワークでもかなりはっきり自覚していましたが

ここへ来て「幼稚で子供っぽい」というキーワードが加わり、少しばかりショックを受けています。だって、自分では子供の頃から三人姉妹の長女として、ずいぶんオトナだったように思っていたのですから・・・

でも、冷静に考えていくと、例えばテレビや新聞で犯罪の記事などを見ると、その犯罪そのものやそれを行った人間を激しく糾弾します。だって、悪い事をしているのだから当然です。

でも、娘は「でも、そういうことをしなくちゃいけなかった背景があるかもしれない」とか「本当は悪い人じゃないかもしれない」と言います。

でも、私の中では犯罪は犯罪で、悪い事をしてしまった事実は変わりません。悪いものは悪いのです。でも、オトナであればもう少し、背景や環境などを鑑みて何から何まですべて悪いと糾弾はしないのです普通は。でも、私はやっぱり「悪いものは悪い!」って叫びます。そう言うところが小学生並みの倫理観なんですね(笑)

それでいながら自分がやったことに関しては「言い訳」ばかり。でも、その「言い訳をする自分」がまた許せないしまさに「逡巡」です。今回一緒に講義を受けた方は私とは真逆でした。それもまた面白かったです。で、この方のタイプが夫なんだな、とも感じました。

ただ、今回は意外に「言い訳」のポイントは高くありませんでした。逡巡が高すぎるせいかもしれません(笑)

 

さて、こうしてせっかく、様々な心理テストを受けてきたのですから少しはオトナになりたいのですが、なかなかどうして、作り上げた人生脚本は手ごわいです。

ちょうど今、ユーチューブのCMで、この人生脚本がどうたらこうたらと言うのが目に入りましたが、そんなに簡単に書き換えられるものじゃないよ!と言いそうです。

でも、自分の性格を変えるよりは簡単、と言われれば確かにそうなのかもしれません。

エニアでも「自分の性格を変えようと思うのではなく受け入れること=聖なる諦め」と学びました。「毎日たった1mmでも成長していけば10年後には大きく変化する」と言うようなことを学びました。でも、その1mmができないんですよね。「変えなくてもいい、幅を広げればいい」と言う事も言われました。摂食障害の親の会でも「人が変わろうとしないのは変わらないことに何らかのメリットがあるから」と言う事も言われました。

 

多分、思春期の頃からもう50年近く、私は自分がわからずにさまよい続けています。思春期の頃、そして子どもも思春期の頃、この二つの時期が一番、自己嫌悪が強く苦しんだころだと思います。それでも、どこかそこには甘酸っぱさがありましたが、苦いだけのまさに地獄のような苦しみを味わったのは娘の自殺未遂~摂食障害の時期です。今、多少落ち着いて、なんとか普通の母子のような関係でいられるようになって考えると実質的に本当に地獄のようだったのは5~6年間だったようにも思いますが、当時はいつ果てることもない地獄の中で一条の光も見いだせないと感じていました。その当時からすれば今こうして落ち着いていられることが奇跡のようです。

それでも、人は落ち着くとその状況に甘えてしまうのでしょうか・・・

私が今望んでいる「未来」はあの頃に比べればとてつもなく贅沢なものです。

でも、きっと思春期の頃、自分と言うものに気が付いてから

求めても探しても見つけられないものを求めている、と考えるのならもう50年も逡巡し続けているものなのかもしれません。

 

残りの人生が残念なことに私の場合まだ30年はありそうです(笑) 

でも健康寿命はあと10年そこそこ。母の年まで母と同じような健康状態であるなら25年もありますが、昔の人と今の人間では体力的にも違うと思うので25年後の私が母のようにシャキシャキしている自信はありません。

なので、やっぱり、好き勝手ができるのはあと15年が限度だろうな、と思います。

その15年を今度こそ、好き勝手生きてみたいです。

 

何かを変えるために、自分を変えるために髪型を変えたり仕事を変えたり住む所を変えても本質は変わらないとやはりユーチューブの動画が宣伝していました。

そう、それこそまさに「人生脚本」で「私はこれからもっと素晴らしい人生を生きる!」と宣言することがまずは第一歩なのだそうです。

仕事を変えても家を変えても何も変わらないでしょう。

でも、新しいことにワクワクできるのは、ある意味「幼稚で子供っぽい」性格の長所なのかもしれません(笑)