Go to トラベル

今までさんざっぱら、このブログで「おこもり生活」を強調してきたので、私がGo to トラベルを利用することなどないと誰もが思っていると思いますが

 

実は1泊で京都に行ってきました。

娘が大阪のお隣の県の「農業研修」の説明会に行く予定をしており、時間的にお泊まりでないといけないので、Go to トラベルを利用していってくる、と

超過保護の私は、娘をそんな遠くまで送り出すのが心配で、2日目はいいけれど1日目は一人でどうやって過ごすのだろう、大丈夫だろうか・・・と、まあ、毎度毎度の心配漬け

で、それならシングルよりもペアのプランのほうが割安だし、私もついていこう、と

かくして慌ただしく申し込みをして出かけることになりました。

とは言え、私のコロナ恐怖は、使命感とも相まって対策に力を入れることに。

携帯型のイオン発生機を買って常時これを首から下げていました。

行きの新幹線では通路を挟んで真横のお姉ちゃんたちがずっとものを食べながらしゃべくり続けていたのがストレスでストレスでたまりませんでした。食べ終わってからもマスク無しで

帰りの新幹線では電光掲示板に何度も「飲食は避けて、おしゃべりも控えるように」というようなアナウンスが流れていました。行きにはなかったのですが、もしあったとしてもドシャベのお姉ちゃんたちが見ているとは思えなかったかもしれません。

京都に着いて当初の予定では結構ギリギリのトロッコ列車を予約しておいたのですが娘が時間的に危ない、というので1時間後のにしました(1時間に1本)

そして、馬堀まで行って亀岡から嵯峨野へ戻り、嵯峨野を自転車で回る、と言うのが当初の予定でした。しかし、12時半の列車までに時間があるからなにか食べようにも馬堀駅の周辺にはコンビニしかありませんでした・・・(涙) しかたなく、コンビニでパンを買って駅で食べ、トロッコに。紅葉の季節ではなかったのは残念でしたが、それなりに楽しめました。嵐山で降りる人が多かったけど、私は自転車が嵯峨野駅前、となっていたので終点まで行きました。しかし、歩いても大したことないんじゃない?と娘が言うので結局、嵐山まで歩くことに・・・実際大したことはありませんでした。

嵯峨野から嵐山に歩く道すがらでベーコンエッグのタイヤキを食べて、これがメッチャ美味しかったのが唯一の収穫でした(笑)

天龍寺をめぐって竹林を散策して渡月橋を渡って法輪寺を見て渡月橋に戻ると京都駅行きのバスがあったのでこれにのりました。

これが大失敗だったのは1時間近くかかったこと。運良くギリギリで一番うしろの席に座ることができたのですが、私の前の席にいたお兄ちゃんが何度も咳き込んでいました。窓は私の隣しかあいていなくて反対側は閉じていました。なので、空気の流れは全部わたしの所に来るの?と心配に・・・ 携帯型のイオン発生機には紫外線照射の機能もついていたので、お兄ちゃんが咳をするたびに、とりあえず自分の目の前は紫外線照射・・・ でも、その間はイオンは出ないし・・・ 何度も切り替えるのが負担でした・・・

夕飯はお店で食べるのがやはり不安だったので京都駅でお弁当をクーポンで買いました。電子クーポンが発行されていたので、これが中々使い勝手が悪かったです。

実は石山駅にいつも妹が利用するお気に入りのお店があったのですが、ここは紙クーポンしか使えず諦めました。結果としてお弁当でしたが、でもこれが結構おいしかったです。しかし、なんと容器がしっかりメのプラスチック。捨ててしまうにはもったいない

・・・でも二段重・・・かさばる・・・ 結局、それを洗って化粧品を布製のポーチから出して詰めたら1個はピッタリ入りました。もう一個のお重には小物を入れたらこれも誂えたようにピッタリ。なので、リュック(娘が少ないほうがいいから、と)に無事に収まりました。とは言え、このリュックが結構重くて次の日の一人観光では結構しんどかったです。お財布と携帯が入る程度の肩掛けカバンを持っていったので、リュックの方は宅配便で送ってしまえばよかった、と本当に後悔しました・・・

ホテルは狭かったけれど、ベッドは広いし、ホテル自体が新しいみたいで全般的に感じが良かったです。初日は万歩計では21000歩でした。

翌日は娘が8時過ぎに研修に出かけてしまったので、私は9時頃までのんびりして、どこへ行くかもまだ決めていない状況でした。

娘の帰りの電車の都合で帰りは新大阪からなので、京都から大阪への移動も考えなくてはいけません。それを阪急電車の「京とれいん」の最終が四条河原町を4時41分発でした。(駅に着くまで4時54分発だと勘違いしていました・汗) 和モダンな列車で、これが特別料金無しで乗れるらしく、出発の20分くらい前なら座れる、と書いてあったので4時半には四条河原町に着く、という予定だけをざっくり立てて、とりあえずホテルを後にして京都駅にインフォメーションへ。

三十三間堂清水寺くらいかな、と相談したら、まず三十三間堂までバスで行って、その後、バスで清水寺まで行ってそこからは散策がてら祇園まで歩けば、祇園から阪急までも歩ける距離、と。だからバスの乗車は2回ですみます、とのことでした。1日乗車券が600円なので3回乗れば元が取れるけど必要ないかな、と。

で、早速、三十三間堂を見学して、この時、ものすごく迷ったけど、とりあえず普通に230円を払って、この後、バスに乗ってすぐ、次のバス停で 智積院が近い、というので慌ててここで降りることにして、この段階で1日乗車券を買うことに・・・ でも、これでも結局2回で澄んでしまうかかも・・・とまたまた後悔・・・ 智積院の前に近くにあった神社に行き、北門から入りました。チラッと三十三間堂が見えたので、そっか三十三間堂に行ったら、そのまま歩いて智積院に行けばよかったんだ、と・・・ う~ん・・・

さて、智積院は実は何回か行ったことがあったな、と中に入ってから気が付きました。三十三間堂もなんだかんだで4回目か5回目でしたが、小学校の修学旅行で初めて行った時に感銘を受けたせいか、また行きたい、という気持ちが強かったです。

それからバスで五条へ、向かうバスに乗って、その瞬間、カメラがないことに気が付きました。何度も何度もかばんもリュックもひっかきさばいたけどない!

慌ててバスを降り、反対方向のバスに乗り換えました。すぐにバスが来るのはありがたかったです。バスの運転手さんに落とし物をしたらどうしたら?と聞いたら、バスの中だったらこの路線なら九条の営業所、道だったら交番へ、と

ああ、どうしよう、と思いながら運転手さんの横で前方を見ていると、智積院の前の横断歩道近くにピンクの物体が落ちていました。「あ、ありました!!」と叫んでました・・・ 行きと帰りのバス停は結構離れていたので、かなり通り過ぎたバス停でしたが、必死に走って戻ると無事に拾い上げることができました。

おそらく、往復で30分程度だったと思います・・・ ああ、でも、おかげで清水に行くまでに結局バス3回乗ることになり、1日乗車券を活かせることができました(笑)

なんだかんだあって五条で降りて茶わん坂を登って清水寺へ。清水もやはり4~5回は行っている気がします。最後に行ったのは門の修復が終わった直後で、あまりに綺麗すぎて逆に違和感がありました。あれからすれば少しばかり色あせて来ていましたが、昔々のことを思えばカラフルでした。ここで写真が取りたかったのですが誰かに頼もうにも皆さんスマホばかりで・・・普通のカメラを持っていった私はここで15分くらいウロウロすることになりました。

でも諦めて清水の本堂へ。舞台は修復中でした。わかっていましたが、逆に修復中、というのもある意味珍しい機会かな、と思ってあえて出かけました。ここで高校生っぽい男の子がカメラで写真を撮っていたのでお願いして撮ってもらいました。

娘は自分の入った写真は嫌いだといいますが、私はお出かけしたらちゃんとその場で自分のいた証拠が欲しい人です。ただ、写真を撮ってもらうために長時間ポーズを取るのが嫌いなので、ちゃちゃっとシャッターを切ってほしいのですが、ダンナさんは昔からグダグダ時間をかけて中々撮らない人で、イライラしてしまい、いつも不機嫌な顔ばかり残ってました。今はデジタルなのでその場で確認できますが、昔のフィルム式のときは出来上がった写真でメッチャふてくされた自分の姿を見ては落ち込んでいました。結婚25周年で二人で中欧に行った時、同年代の子供のいないという夫婦は夫がビデオ、妻がカメラと決まっていていつもふたりで撮り合っている、と言ってて、メッチャ羨ましかったです。どちらかが「はい」と言えば撮る方も撮られる方もさっと準備に入ってさっと取り終わる、私の理想がそこにありました。

あれから数年、あの夫婦が羨ましかったとどれだけ言ったかしれませんが、改善されることはありませんでした。

この段階でお昼を過ぎていて、食べるものをどうしようか迷って、とりあえず「外」の風通しが良いという理由で音羽の滝の隣のお店で月見うどんを食べました。この内容で800円・・・は街で食べたらありえないけれど、まあ清水のご利益ということで・・・

さて、清水から二年坂三年坂を下って高台寺へ行くことにしました。利生堂と霊山観音をまわり、利生堂で簡単な写経をしてやっと高台寺へ。高台寺もたぶん3回目くらいです。ここを出たら3時でした。そう言えば利生堂の人が3時からアンドロイド観音の説法があります、と言っていたので、ここまで来たら聞いていこうか、と行ってみました。

ロボットの観音様?が般若心経の「空」について話をしてくれてましたが、正直、声がイマイチ好みではなかったのと、内容にもう少し深みがほしいな、と思ってしまいました。これが偉いお坊さんの言葉だったらありふれたお話でもありがたく聞けたのかもしれませんが、ここが機械を軽んじているせいなのでしょうか?

ただ、私は機械に関しては、初恋がモノクロのサイボーグ009のジョーなので(笑)昔から色々感慨深いものはあります。銀河鉄道999や清水玲子さんの漫画にも胸を打たれるものがあり、観音様がロボットと言う発想もなくはないとは思うのですが・・・

さて、そんなこんなでここを出たところで3時半近くになりました。これはもう四条河原町に行くためにバスに乗ったほうが・・・と思ったもののバス停がわからず 

とにかく皆が歩く方へと歩いていくと円山公園・・・かな? 前に妹たちとお花の野外展示があったのを見た覚えがあります。そこから左に曲がって行くと鳥居が見えました。

ひょっとかしたら八坂神社? と思ったらビンゴでした。

ここをお参りしてとにかくバスの走っている道路へ。バス停があって京都駅行きのバスに乗りました。(京都のおみやげを買いたかった) しかし、そこで地図を見たら京都駅まで30分くらい、と そこからまた四条河原町に行くとなると確か、地下鉄で10分くらいだった気がします。慌てて2つ先くらいでバスを降りて反対側のバス停へ。そしたらちょうど四条河原町を通るバスが来ていたので乗りました。この段階で5回バスに乗ったことになりました(笑)

私の乗りたい京とれいんの案内では「四条河原町」で降りる、とありましたが、その手前のバス停が「阪急四条」とかで、もしかしてここのほうがいいのでは?と

そもそも八坂神社から乗ったバス停が「祇園」でした。ここはメッチャ道路も、歩道も混んでいてもしかしたら、祇園から素直に歩いていたほうがお土産が買えたかも、と後悔しきり。

なにせ、お嫁さんちへお土産を買わなくちゃ、とその気持ばかりがあったので。四条河原町でおりると高島屋さんが目の前だったのですが、色々ありそうだと思ってまたうっかり阪急四条まで歩いてしまいました。でもお目当ての「お漬物屋さん」ぽいお店はなくて結局また高島屋に行って地下の食品売り場で千枚漬けを買いました。そのまま阪急の乗り場に行けるはずと思ってたのに、うっかり1階に出てしまって、お店の人に聞いたら、また地下に戻って連絡通路へ・・・ なんて無駄ばかり!!

そうして4時30分近くにホームに入るとすでに京とれいんは停まっていて、一番お目当てだった車両は満席でした。次のお目当ての坪庭のある車両にたどり着くと、その真ん前の席が空いてたので座りましたが、実はここは畳風で実はむしろ?ぽくて、正直、硬かったです。他の座席はやわらかシートみたいだったし、仕切りがあるけどここはフラットなので、僅かな隙間におじさんが滑り込んできて「密」になってしまいました。

そして、前が「坪庭」だから向かいに人がいなくていいや、と思っていたのですが、次の駅で満席だったので、その坪庭の前にオバサンが3人・・・ まあ、すぐに見飽きてはいましたが この列車は「普通列車」なので座席指定もなく普通に満員にもなりうるわけで、列車の中の景色などわからなくなりました(笑)

さて、席についてから私が54分発だと思っていたこの列車が41分発だったと知り、もし、20分前にはついていたほうがいい、と言うレビューを見ていなかったら乗り遅れる可能性もありました。良かったです。

もちろん、帰りの新幹線には十分余裕があったのですが

大阪梅田には5時50分くらいに着きました。娘が6時17分に大阪に着くことになっていました。新大阪で待ち合わせていたのですが(新幹線は8時位ですが)食事と GO TOの電子クーポンを使えるところが意外になかったので 大阪で降りるように、と連絡をしました。私は梅田についてから娘が来るまでにかなり時間があると勘違いしていて、梅田は人が多いから、時間つぶしに梅田スカイビルで時間を潰そう、なんて考えていました。

実は京都では三十三間堂と清水に行くだけのつもりだったので、それは1時間前の「京とれいん」で梅田に着けるな、と思って、その場合は人混みを避けるために展望塔で時間を潰そうと思ってのプランでした。でも、それをすっかり忘れて「梅田についたらスカイビル」だけが頭に残ってしまっていました。

で、グーグルのナビを使って歩き出したのですが、ちっともたどり着けなくて、気がついたらJRの大阪駅に。時間を見たら6時過ぎ・・・ ここでやっと娘があと数分で大阪に着くんだと気づいたのでした。

それがわかっていたらメッチャ痛む足をひきずってスカイビルなんて目指さなかったのに・・・ いやむしろ、着かなくてよかった(笑)

娘は研修で一緒になった人と4人位で電車に乗っていたようでラインをしても通じなくてライン電話したり、普通に電話したり・・・でやっとラインに気づいて大阪で降りると連絡が付きました。

やれやれ・・・ かくしてここでお弁当を買って食べて辻利でクーポン使って7時には新大阪について結局、ホームで1時間ほど時間を潰して無事に乗り込みました。

帰りは周りみんな静かな人で助かりました。歩いた歩数は24000を超えていました。

 

正直足が痛くて歩けないくらいでした。でも、これがいつもの私のフリープランの過ごし方だと思い知りました。とにかく、ギリギリまで詰め込むのが好きです。ガッツなので無理が聞いてしまうのです。いつだったかの東京旅行のときも確か30000歩くらい歩いた記憶があります。

もっとゆったりできたら、と思う反面、ミスが無ければ&お土産の心配がなければ&GoToのクーポンの縛りがなかったら もっと色々行けたのに、と思ったりもしています・・・