お嫁さんからのマウンティング？っていうのでしょうか
結婚してから、暗に私はダメな母親って烙印を押された気分でいました。
事あるごとにお嫁さんの家族と出かける息子夫婦。
我が家にはただ単に眠るためだけに寄る、そんな感じ。
何一つ文句を言ったこともありませんが、でも、心の中はさみしく悲しく空しいです。
とっても仲良し家族をアピールされている気分でいました。
でも、お嫁さんが癌になって、ちょっと ？？って思う事がいくつかありました。
最初は部分摘出で、その後、放射線治療をする、と言う事でした。
私は病院とかの通院で、お手伝いできることがあるならするよ、とあくまでも私は「補助」のつもりでした。
そしたら、送り迎えしてもらえるなら助かる、と言われたので、トータル8回とか10回の放射線治療の半分くらいかな？と思っていました。
そしたらシレッと息子が「全部頼むわ」
は？ 全部？
いや、いいんですけどね。ある意味、彼女に移すことが心配でコロナのリスクのある仕事を辞めたのだから。丸々全部、あてにされてもいけなくはないんです。
でも、バカ息子、この時もそうでしたが、なぜ ここで「悪いけれど、毎回、助けてやってくれないか」って言えないのかな？ って
結局、手術の結果が思わしくなくて再手術になり、放射線治療はなくなりました。
その代わり、抗がん剤の治療を3週間ごとに受けるそうで、その病院の送り迎えもすることになりました。これは本当に、私にできることがあるのであれば、何でもするのでそれが嫌だとか負担だとかそう言うつもりは一切ありません。
ただ、ちょっとだけ、結婚して5年、数えるほどしか我が家に顔を出すこともないお嫁さんの態度と、送り迎えを確かに恐縮はしているけれど、それでも平気で頼めるそのギャップ・・・ 不思議です。
私はかつて彼女と息子の言葉で傷つき、胃潰瘍になるほどつらい思いをしたのに。
私はその時、娘の事もあって、自分は母親として「失格」と言う烙印を押された気がしました。どれだけ一生懸命に尽くしても相手には伝わらない、この悲しみは自分の人生を全て否定されたくらいの物でした。
そして、さらにむこうの親がどれほど素晴らしいかを息子にアピールされて・・・
もう「関わらないでおこう」って思ったのはそこです。私はどんなに頑張っても彼らの望むいい親になんてなれないのだ、と。
しかし、ここへきて、お嫁さんの話からチラリチラリとドライな親子関係、姉妹関係が垣間見えてきました。
息子が単身赴任と言う形でお嫁さんは今実家にいるのですが、家にいると気を使うから息子君と一緒にいる方が楽、とか
お母さんについて「癖のある人だから」とか
先日は夫へのライン（父の日関連で）に「私は母には気楽に物を頼める関係ではないので」と
・・・・・・Ｗｈｙ？ なぜ、夫へのラインにその文言が必要？
先日、お母さんと話した時に、彼女が「娘も自分の子供を抱いて育てたかっただろうに・・・」と言われて 私はまた？？？でした。
だって、私は結婚するときに「自分たちの生活を充実させることを優先したいから、子どもは作らないと彼女が言っている」と宣言されました。
私は「二人の事だから私は口出しはしないけれど、お前は本当にそれでいいの？」と確認しました。何しろ息子は子供好きで小さな子にとても好かれていたし、いとこの子供とかの面倒見もそりゃ良くて大人気でした。だから、当然、息子は子供がいる生活を想定してたと思うのです。でも「彼女が子供は欲しくないと言っている」ときっぱり宣言されてます。だから私はその件に関しては一切口にしないようにしていました。
彼女は自分の親には何も言っていないんですね・・・ ってことは、もしかしたら「子どもはまだ？」攻撃を受けていたのかもしれません。
彼女がうちの娘の結婚について聞いたときに「別に結婚したければすればいいし、このご時世なら結婚に拘らなくてもいいと思う」と答えたら「えー、そうなんだ！！」って思いっきりビックリマークで言われました。
そもそも、自分が独身主義だったので（笑）息子や娘の結婚に私は口出しするつもりは本当に欠片もありませんでした。
息子の結婚にも一切口出ししていません。正直言って、彼女の家の宗教的な問題で普通なら多少の反対があってもおかしくはないと思うんですけど。
私はただただひたすら、自分の息子の幸せだけを願っています。そのためなら、私は身を引くことも厭わないくらい
我慢して我慢して尽くしてきたのに・・・
それもこれも私が至らない親だから・・・・・・
でも、私って本当にそんなにダメな母親だったのでしょうか？
口うるさかったかもしれないし、ネガティブ発言ばかりしていたかもしれない
でも、いつだってできることは全力でしていました。
いつだって子どもの事が最優先でした。
20年以上続けてきたお仕事を辞める最大の決め手だって、息子のお嫁さんにコロナを移したくない、ってことです。
私はいつもできることを全力でしてきたし、たぶん、これからもきっとそう
どんなに、息子夫婦とは距離を置こうと思っても頼られれば、期待される以上の事をしようとするでしょう。
私は、本当に糾弾されるべき毒親だったのですか？
