めげています・・・

落ち込んだ原因は久々に息子が帰ってきたのですが、土曜日の10時過ぎにやってきてわずか10分程度の会話で自室へ行き、翌日7時半頃に起きてきて「朝ごはんは?」と聞いたら「向こう(お嫁さんの実家)で用意してあるから、もう帰る」と。

お嫁さんの実家は我が家から車で10分程度です。結婚以来、帰省する時はそれぞれがそれぞれの実家で泊まる、と言う感じでした。それでも最初の頃は家でお風呂に入ったり、朝ごはんを食べたりしていたのですが、次第にギリギリまでお嫁さんの実家にいて、我が家ではお風呂も入らず(スーパー銭湯に行っているらしい)朝ごはんもいらない、と・・・

本当に「仕方なく」顔だけを出す、と言う感じです。

それなのに私は息子が帰るというラインをもらってから必死になってお掃除して洗濯してお布団干して、朝ごはんのおかずを買い揃えて・・・ 

いつもなら10時には自分の部屋に行くけれど、息子が帰ってくるまでリビングで待って・・・

必死になって話しかけても不機嫌な不愉な返事だけ・・・

朝、話した内容も「物が多すぎる、汚い家だな。片付けろ」でした。

1年間、単身赴任の息子の代わりにお嫁さんをがんセンターに送り届けてきたことも去年、バイトという形ではあったもののお嫁さんの実家のお店のお手伝いをしたことも 何もかも何もかも、すべて「息子のため」を思ってしたことだったのに・・・ どんなに腹を立てていても理不尽だと思っても、そしてこんなにこんなに情けなくて悲しくても何一つ言わないで来たのに・・・

「育てたように子は育つ」というのだから、結局、私の育て方が悪かったってことなのでしょう。ただ、世間的にはとても真面目で優しくて「いい人」って言われてるのは真面目に真摯に生きてきたからだと思っていたけれど、でも彼らは「親を反面教師にしただけ」だとでも思っているのでしょう。

本当に本当に本当に、私は彼らには子供を持って親の思い、苦労を思い知ってほしかったです。でも息子たちははじめから子供を持たない主義だったし、娘ももう結婚も子供も半分どうでもいい感じです。

結局、いつまでも「親のせいでこうなった」と恨みつらみを抱える子どもたちに未だに贖罪をしなくてはいけないと尽くして尽くしていっぱいいっぱいになっている私がいます。

もう無理です。もう嫌です。お願いだからもう私を自由にしてください。

好きでやってきたこと、自己満足でいたからいい、そう思おうとしてきたけれど、でも、もう嫌です。子どもたちが私を責めるのであるのなら、私だって言いたいです。私の人生を返してください、と。

折しも還暦。もう一度私の人生を生き直す機会がほしいです。