お嫁さんと病院の行き帰りに雑談をしますが、お嫁さんはすぐに私の話した内容も自分の言ったことも忘れます。
まあ、興味がない話だからなんだろうな、とサラッと流しておきます(笑)
人の悪口は言わないと言っていましたが、息子と私や家族の話はするみたいです。
今日は「息子くんはお母さんの好きな所は『優しいところ』だそうです」
それを一体いつ話し合ったのかは謎ですが、おそらく初期の頃であれば「そうかぁ~?」って思っていたと思います。
当時、お嫁さんから送られてきたメールがワタシ的にはかなり傷つく内容だったので・・・
まあ、でも、今は「私も彼の言っていることすごくわかります」だそうです。「私のお友達も優しいって言っています」と。
おそらく、彼女のお友達の出産祝いのために彼女をそのお宅まで送っていった時くらいに話したのだと思います。
正直、私は良いにしても悪いにしても自分をあまり話題にはしてほしくないかも(笑)
ただ、息子が私を優しいと評価しているというのは、ある意味、想定外でした。
何しろ、私は家ではヒステリックな暴君ですから。
意地悪いし、言葉は辛辣だし、自分基準の正論を振りかざし、相手を追い詰めるのが常でしたから・・・
昔、親をどう思っているかのような話をした時に「父さんのことは尊敬している」と言っていました。「父さんの」限定です(笑)
奴は中学科高校の時の家庭科の「生活時間調査」で夫は仕事をしている上に家事労働も相当していると書いていました。
たしかにその頃は私も忙しかったので、朝食作りを夫に頼んでいたことがあります。
でも、彼が作る朝食はハッキリ言って私の納得の行くレベルではなく、私は少しも感謝していなかったようです。
今も私は夫の家事能力、家事協力には不満しか感じていません・・・
でも、ぎゃあぎゃあウルサイ私と比べ、何も言わない夫は息子から見ると「かわいそう」に見えたのかもしれません。
それがまた、私にとっては腹立たしいこと極まりありません。
夫は優しい これを否定するつもりはまったくありませんが、同時に優柔不断で頼りないことも間違いありません。
そう、私の一番のいらだちは夫が率先して何かを決めたりやったりしてくれないこと。
そもそも私も自分で何かを決めてやることが苦手なのに、でも、誰かが結論を出さなくちゃいけない時に、結果として私しかGoを出せないのです。
それが全てうまく行っていれば私も図に乗っていたのでしょうが、そもそも、何をしても満足できないタイプの私にとってちょっとしたミスや手落ちがまるで地球の終わりのように後悔のもとになります。それを何年も何年も引きずります。
これがどれほどしんどいことだったか・・・
自由になりたいと、どれだけ願っていたことか・・・
あなた達みんな、自分のことは自分だけでやって!!
本当は家のことも何もかも誰かに任せて私は従うだけでいたかった・・・
でも、実際には家族全員の根回し後始末・・・ いつもいつも自分は後回し・・・
もう、私を自由にして
自分のことは自分でやって!!
そう言いながら、結局自分の精神的な安定のために動いてしまっています。
そう、私がやらないことで彼らが不利益を受けることが怖いのです。
自己嫌悪になるから・・・
つまりは 自業自得、自分の望んだこと・・・
これって 優しいんでしょうかね?