病院にて

コロナワクチン3回目を接種してから夜、目が見えにくく感じていました。私はいつも夜中に2~3回トイレに行くのですが、トイレが娘や夫の部屋の前であることからいつも電気をつけずに廊下を歩き、使用中もトイレの電気は使いません。ちょうどうちのトイレの真横に裏の家の2階の窓があるのですが、こちらのお宅が越してきてかれこれ10年くらい、最初っからずっと夜、この2階の明かりがつけっぱなしなのです。不思議で掲示板で聞いてみたら、そういう人は一定数あるようで、習慣的なものだと諦めました。(結構明るくて気になる・笑)

なので、自分の部屋を出て廊下を過ぎれば明るいので電気をつけずに移動していました。自分の部屋は昔は豆電球を付けていたのですが、不眠ぽくなってからは真っ暗にしないと落ち着けないので真っ暗です。でも、テレビやエアコン、枕もとの電灯などの待機ランプ小さな明かりなどでドアまではたどり着けていました。

ところがワクチンを打ったその日、トイレに行こうといつも通りベッドから降りたとたん、部屋の中が真っ暗で何も見えないのです。普通、少し時間を置けば真っ暗でも目が慣れますよね? それが全く・・・ それでも自分の部屋ですから数歩でたどり着ける・・・ はずがあっちにぶつかりこっちにぶつかり・・・ でも、その時はワクチン接種後の発熱があったので、そんなものか・・・と。

それからしばらくは、夜、トイレに行くときは自分の枕もとの電灯をつけていたので不便はありませんでした。3月になって娘が10日間ほどお仕事がつなぎでなかったのでお弁当を作らなくて良くて3月8日からまたお弁当作りが始まりました。夫は6時に起きて6時半に家を出ます。以前夫とケンカしてから夫が1階にいる間は絶対に下に行かないようにしています。しかし、娘の新しい仕事先に行くために7時半に家を出る、と言うので6時40分ごろからお弁当を作っていては間に合わないな、と夫が起きてくる前 5時~5時半の間にお弁当を作っておくことにしました。これは娘が前の仕事に行っている時も時々行っていたのですが、2月の末の段階で5時半ごろに1階へ行くと、そこそこ明るくなっているので電気をつけずに1階まで行けていました。

ところが、最近は日の出が早くなって以前より明るいはずなのに、暗くてよく見えないのです。

3月の頭に一度、娘が2時間くらいかかる病院に送って行ってほしい、と言った時、帰りが7時過ぎになったら車の運転がしにくいのです。とにかく暗くて見えない・・・ 知らない道をナビ頼りでいっているせいだと思う反面、いや、これはおかしい、と。田舎だったのでなんとかハイビームで乗り切りましたが、夜の運転が怖くて・・・

さらに、ワクチン接種の後、テレビが今までの音量では聞こえなくて3段階~5段階UPして今まで通り、と感じます。

味覚がおかしく? やたら甘みと苦味を強く感じます。塩味が薄くなっているわけではなく、今までと同じ分量で作った時に、異様に甘く感じる、と言う事です。

10日くらい前から夜、ベッドに入ると両手足がしびれていることに気が付きました。それまでは意識ししていなかったのですが、意識しだすとそれは夜に限ったことではなく日中もゆる~くしびれを感じます。

ここ数日、突然軟便になりました。もともと過敏性腸症候群のケがあり便秘したり下痢をしたりを繰り返していたのですが、今年に入ってナッツ類を毎日食べるようになったら、とてもスムーズな便通になっていました。それが数日おかしいのです。

これって全部、コロナワクチン三回目接種の後からだよね?・・・と心配になり色々調べたのですがわかりません。結局は自律神経のせいか、と様子見をするか、と思っていたらデルタ株がはやっていたころ最初のワクチン接種の頃の話題の中で、ワクチン接種によって失明した、と言う例があると言うことが載っていました。

これはヤバイ!と急に不安になり、医者へ行こうと思ったのですが、最近の掛かりつけは前にも書いたように発熱外来を設置したりしたせいもありめっちゃ混んでいます。耳鼻科? 眼科? それとも脳神経外科?(ネットには眼科から回された、と書いてあった) 

これでは埒が明かない! といきなり行けば5500円の加算が必要なのは承知の上で近くの中核病院に行きました。

8時15分が受け付け開始で9時が診療開始のようですが、とりあえず8時10分前に着いたら受付待ちの番号が17番でした。待合室で待っていると8時10分に、「初めての人、今月受診していない人は保険証を確認するので1番にお並びください」とのアナウンスが。その段階では30人以上の人がいましたが皆さんが集まり一列になって1番へ並びました。私の前に70代くらいのオバサンが並び、私がその後ろに並んだのですが、70代くらいのお爺さんがそのおばさんの横に。ん?と思いましたが、そのオバサンの旦那さんかと思い、「ま、しようがねーな」と言う感じで私は一歩下がりました。そして順番に保険証を確認し、私の前のオバサンとお爺さんは一言も交わすことなく、その後待合室の別々の場所へ。 って、おいッ! 他人なのか、爺様の割込みだったんじゃん!! といきなりムカつく出来事でした。

私は保険証を出すと紹介状がないので5500円必要ですよと言われ、理解していますと答えて問診票に来院の理由を書きました。結局、それを判断して「とりあえず総合内科に行ってください」と言われて 27番の受付番号をもらいました。この段階でまだ8時20分くらいでした。正直、診察は8時半なのかな?と思っていたのですが9時からでした。9時半ころに診察室に入ると、研修医を終わったばかり、と言う感じの若いきれいなお姉さんでした。マスクをしていたのがありがたいのですが、正直私は「え~、こんな若い先生なのか~」と思ってしまいました。

でも、若いせいかお話はとても丁寧に聞いてくれました。かつての年配のかかりつけ医の先生方のように「何しに来た」「その程度でなんだ」みたいな雰囲気ではなかったのでありがたかったです。しかし、結局眼科は眼科、耳鼻科は耳鼻科で診てもらわないと判断できない、と。

で、これからが総合病院を選んだ利点ですが、聞き取りをしたことをそのまま耳鼻科と眼科のカルテに書き込んで回してくれました。ただ、眼科は異常なくらい混んでいるので、地元の医院に行った方が早いですよ、とは言われまた。しかし、掛かりつけの眼科はたまたま行った時に休診だったため、別の眼科に行ったりして、もう7~8年行っていません。その時行った眼科はつい最近「移転した」という張り紙を見たのですが、気にしていなかったのでどこにあるかわかりません。そんな状況なのでめんどくさかったし「今日中に終わらせたいので待ちます」と言って、眼科にも予約を入れてもらってとりあえず耳鼻科へ。この段階で9時45分くらいだったと思います。耳鼻科では15人くらいの人が待っていました。診察室は2つでした。私は空いていた席が診察室の一番前だったのでそこに座りました。しばらくすると後ろの方から「ああ! 頭が痛い!」と言うジー様の声が。それをなだめる?奥さんらしき声がボソボソと聞こえてきました。しかし、その後も、カ~~~ッ! と喉を鳴らす?音。(道路だったらそのまま痰を吐くような雰囲気の音)そして「あ~あ! いつまで待たせるんだ!!」とデカい声。私は本を持って行ったので読んでいたのですが、とにかく大声で何度も文句を言います。いい加減にしてよ!って感じでした。10時半くらいにその人が呼ばれたのですが、小柄な奥さんと杖をついた超大柄なじーさまでした。足が悪いので診察室に入るまで本当にものすごく時間がかかり、診察室に入ると内容はわかりませんが大きな声が漏れてきていました。ヤレヤレ・・・ とりあえず、静かになって良かった・・・ そしたら、すぐに私はもう1つの診察室の方に呼ばれました。ワクチン接種後の異変について話したものの、とりあえずやれることは「聴力検査」 正直言って聴力検査、すんごい何回も受けています。慣れてしまうくらいに(笑) ただ、地元の耳鼻科もハズレばかりだったので、今回診察してくれた先生の方が好感は持てました。結果としては聴力は普通の人よりは悪いけれど、めちゃくちゃ難聴と言うほどでもなく、老化に伴って起こる典型的なグラフの結果でした。いつも耳鼻科ではそんなことを言われるのですが、今回の先生は「それで困ることがなければ年齢を加味すればまあまあ正常な範囲ですよ」と。実はこれでかなり気分が楽になったのです。今までの先生はなんだかんだで薬を出して通え、みたいな感じだったのですが、その薬が合わないことも結構ありました。そのうちに、なんとなく諦めると言うか慣れると言うかわけもわからずフェイドアウトして終了~と言う感じで来ていました。「お薬が欲しければ血流を良くするようなものを出しますがどうしますか?」と。どうやらビタミン剤を中心にしたものみたいです。「それだったら、今回は様子見にします」と言ったら「そうですね」で終わりました。私はサプリメントで毎日 VB群とVC、VD、マルチミネラルの4種類を飲んでいます(笑)

で、耳鼻科を出たのが11時11分で、その足で眼科にカルテを持っていくと、看護師さんが「お昼は完全にまたぎますが、お食事はどうしますか?」と。どれくらいかかるのか聞くと「2時は過ぎると思います」とのこと。う~~~~ん・・・ でも、せっかくここまで来たんだから、一気に済ませたいなぁ。 そう言うと瞳孔を開く検査があるかもしれないので車に乗って帰れませんよ、と。

で、視力検査だけはすぐにできるので、それが終わってから車をいったん家に置いてきてもう一度、戻ることにしました。視力検査が終わったのが11時45分くらいでした。で、車で家に戻ったらちょうど12時のサイレンが鳴りました。(防災無線で12時と17時に音楽が鳴ります) で、コミュニティバスの時刻表を見ると最寄りのバス停を18分発、病院に30分に着くのがありました。車のメーターで見たら病院から2.1㎞だったので、歩いても30分以内で着くなとは思ったのですが、バスがあるならラッキーです。で、急いで食事をして無事に12時半ちょっと過ぎに眼科の前に戻りました。この段階ではまだ各診療科の前に大勢の患者さんがいました。呼び出し番号は400番台を超えるものもありました。とりあえず2時過ぎる、とは言われていたので我慢して待っていました。しかし、1時半を過ぎたあたりになるとほかの診療科の前はほとんど人がいないのに、眼科の前では15人以上の人が・・・ 眼科の先生を見ると同じ先生が月~金まで入っていました。診察室は2つあるのですが、一つだけしか使われていません。要するに医者不足なんでしょうか・・・ さらにずっと待っていると、時間をおいて何度も同じ番号の人が呼び出されていました。また、瞳孔を開く目薬のようなものをしてもらっている人が複数いたのですが、その薬をさしてもちっとも診察室に呼ばれません。その後も受付にカルテを置いておく人が続出。一度、カルテがきれいに積まれていなかったときに来たジー様がチラッと周りを見て自分のカルテを一番下に潜り込ませた時には「ズルい爺がいる!!」と、朝の事を思い出してメッチャ腹が立ちました。

ここで気が付いたのは圧倒的に80代くらいの旦那さんに奥さんが付き添っているケースが多いと言う事。そのジー様のほとんどが豪く偉そうなこと・・・ うちの母も80代ですが、本当にこの年代の男性って亭主関白な人が多いと思います。もし、父が生きていたらまさにこんな夫婦だったんだろうな、と感じます。そして将来的に自分たちも年を取って私も夫の世話をしなくちゃいけなくなるんだろうな、と。嫌だと思う反面、ホッとすると言うか家族のいるありがたさも感じました。あらためて娘には早く結婚して伴侶を持ってほしいと思いました。眼科で車いすを押している80代くらいのお爺さんがいたのですが、今は若いころの罪滅ぼし?に奥さん孝行するじいさまも多いと言う話も聞きます。なのでホッとして見たら、車いすに乗っているのも押しているお爺さんと同年代くらいのお爺さんでした。顔が似ていたので兄弟のようだと感じました。そっか、そういう事情もありそうだ、と。うちの母も家の前の一人暮らしのおばあさんの日常の手助けをしていましたが、商売をしているので病院までは連れていけません。そうすると近所に住んでいると言う弟さんが面倒を見に来たりしていました。老々介護の走りと言うか、かれこれ40年以上も前の話ですが、そう言う時代になっていたのでしょうね。(そのお婆さんには立派な息子が3人いました) あと、70代くらいのおばあさんと娘なのか嫁なのか30代くらいの二人組。このおばあさんが私が12時半に戻ったしばらく後に来たのですが、私が帰るころまでいました。その間、診察室に呼ばれている時だけは静かでしたが、とにかく待合室で大きな声でしゃべる、しゃべる・・・ その待合室の端っこのテレビで健康番組みたいなビデオがず―――っと流れていたので、しんと静まり返った待合室ではないのですが、運悪くその近くにいた私にとってはそのお婆さんの声の方が2倍も3倍も苦痛で・・・ お嫁さん?らしき人はまったくたしなめることもせず、聞き流してはいるようですが、時々相槌は打っていました。 頼むから少しは静かにしてくれ~~~と、いつになったら呼ばれるのかわからない私は気を張っていたせいもあって苦痛でたまりませんでした。結局私が呼ばれたのは2時45分でした・・・ 診察は5分・・・ 5分くらいの検査をして、終わって診察室の前で10分くらい待って結果はとりあえず網膜には異常なし、年相応の白内障はあり、とのことでした。で、瞳孔を開いての検査は後日、予約を取ってください、とのこと。

ワクチンとの今回の因果関係は結局わからないとしか言いようがない、とのこと。そもそも暗反応を調べる機械と言うものが存在しないのだそうです。と言うか、数値化したデータがないとか。なので、結局「わからない」

・・・耳鼻科でも言われたのですが、左右のどちらがより悪いか、と。でも意識しないとどちらか一方で見たり聞いたりってしませんよね? 明らかに片方だけが見えないとか聞こえないだったらそう言うけど・・・ で、「ちゃんと確認してください」と言われ、まるで自分に不備があって責められたようで凹みました・・・ それ以外は優しい感じの女の先生で物言いも丁寧で良かったです。掛かりつけ?の地元の眼科は以前は内科で、お嫁さんが眼科医を始めました。てっきり、娘さんだと思っていたらお嫁さんで、なんと大学の同級生のお姉さんでした。以前、まだここが内科小児科だったときに、同級生が受付の手伝いをしてて「コンケロさんだよね、〇〇大学だった」と言われてビックリ。その後、かれこれ10年近く前に大学のコーラス部の仲間と会ったら、その子が彼女の友人で、私と会ったことを話してた、と。で、その流れでお姉さんがそこの医者に嫁いでて眼科をそこに開業したのだと教えてくれました。内科の先生の息子さんであるご主人も眼科医ですが、大学病院?勤めで週に1回は勤務していましたがメインは奥さんです。同級生だった彼女は穏やかな優しい雰囲気でしたが、眼科の女医さんは口コミに「高圧的で無愛想」と書かれていました・・・ ま、正直確かにとっつきにくい人だとは感じましたが・・・ 

さてさて、そうして次回の予約を入れて、会計が終わったのが3時27分。コミュニティバスまでまだ30分以上あり、車も家に置いてきてしまったので歩いて帰ることにしました。

あったかい日だったので汗をかきかき、家にたどりついたのがちょうど20分後でした。

ざらっと 7時半過ぎに家を出てすべてが終わったのが4時・・・ まさに一日仕事でへとへとでした。料金は特別加算の 5500円を足して8700円くらいでした。高かったのか安かったのか?

内科、耳鼻科、眼科でそれぞれ初診料を払ったことを思うとそれほど高かったわけではない気もしているのですが・・・

ちなみに、家に帰りついたら旦那さんが帰ってきました。すっかり忘れていましたが、「爪水虫」で皮膚科に通っています。皮膚科もうちの近所はあまり評判の良くない所ばかりで、つい最近できたところがいつも車で満車だよ、と言ったら「試しに行ってくる」と半月ほど前に行って、地元の大きな病院を退職した後と言う年配の女の先生で丁寧で良かった、と。で、その時「新薬」と言う飲み薬を処方してもらったのですが2週間分で 4600円ほどでした。ところが、飲み始めてすぐに体調が悪くなり、再び受診したら「新しい薬なのでそのような副反応の報告はまだ出ていない」と言われたそうです。でも、結局、今までの薬に替えてもらい、今回は1週間分だったので、それがなくなっての受診だったみたいです。 4600円ちょいの新薬とやらは使わないまま廃棄・・・どうよ? 個人的な負担もかなりなお薬ですが、結局は健康保険から出ているのですよね? 3割負担だから1万円くらいは健保も無駄に使われたってことです。

こんなことがしょっちゅう起こっているとしたら健康保険財政なんて破綻するはずです。そう、大きな病院であふれかえっていたお年寄りを見ても感じました。

確かに今まで健康で医者嫌いだった私でさえ、寄る年波に勝てない状態ですが、なんとかならないものなのか、と大きなお世話で日本の将来を心配しています。