久々の教壇は

教壇は私にとってはステージです(笑)

 

今まであまりよろしくないレベルの学校ばかりに行っていたので、教室に入ってからひたすら「静かにしなさい」 「席に着きなさい」 で軽く5分10分消費してからやっと授業に入り、ひどいときには一言ごとに「静かに!」と叫ぶような感じでした。

しかし!! 時代はまさに「コロナ」 

ありがたや、ありがたやのだんまり推奨。授業がやりやすい事(笑)

それと、この学校はいくつかの科がありますが、過去に教えた中でもやりやすい科だったので今日は本当にホッとして一日が終わりました。

 

しかし、たった2年半離れていただけで、コロナのせいもありますが、学校が随分変わっていました。いわゆるIT化?と言うのでしょうか、出欠席がタブレットで行い、その出席状況が即座に保護者にも送られるのだそうです。今までは出欠を数える時に数え間違えたりミスしたりでややこしい事が起きたりもしましたが、授業数と出欠を数えないで済むだけでもありがたいです。

もう10年以上前に行っていた公立高校は割とアバウトだったので、数え間違えてもあとでチェックして修正を掛ければ問題なし、ひどい所では進級に関係なければそのまま放置、なんてとこもありました。でも、数年前に行っていた私学ではうっかりミスなどしようものならキッチリ「始末書」を書かされました。(大抵の学校は成績を出すときまでに修正を掛ければ問題なかったのですが) そんなに厳しい所もあれば、ユルイ学校だと出席簿の科目も先生の名前もワケわからない書きなぐりであったり書き忘れていたりがしょっちゅうでした。

今回私が借りたタブレットは非常勤の先生用の物で、数としてはざっと見ただけでも20代以上ありました。(いかに私学が正規の先生を採用せずに非常勤で賄っているかが端緒に表れている) どれを使っても良かったのですが、前の先生がログアウトしていなかったり、そもそも私のIDがなくて「作るの忘れてました」とかワケわかりませんでした(笑) 下駄箱もレターボックスもなかったし(帰りまでには作ってくれたけど、昨日も授業ないけどご挨拶には行っているのに)

確かに2年半前までいたので、わかっているものだと相手も思っているのかもしれませんが、もし、これが初めての人だったらかなり迷うと思います。

ここの学校は成績処理とかが超らくちんだったので好きなのですが、これも新しいIT化で変わっているようです。とりあえず、私は学期末のテストだけなので12月にバタバタしそうです。

 

授業が静かなのでサクサク進みます。ありがたいけど、今回はプリントをかなりシェイプアップしたのですが、これならもっと詰め込めばよかったかも(笑)

ま、どれだけ頑張って教えても彼らのキャパを超えていれば無駄なので、やっぱり必要最低限の覚えておいてほしい物だけに絞るのが正解かもしれません。欲張っちゃいけません。

そう、これからまだまだ「問題のあるクラス」が控えているので。

 

まあ、でもホント 経験を積んでいるってことは「まあ、何とかなるでしょ」が増えるってことだな、としみじみ実感しました。

たぶん、1時間くらいなら何のプリントも下書きも原稿もなしで授業をすることができると思います。

まさに独壇場

2年半前、突然の「緊急事態宣言」で最後の挨拶もしないまま尻切れトンボで授業が亡くなり、その後学校から離れてしまったのである意味、不完全燃焼でしたが、今回の機会を生かして完全燃焼して教師生活を終えたいな、と思っています。