非常勤にしました

一度は常勤でのお仕事を引き受けましたが、その後、校務分掌、部活指導さらに決定的な「修学旅行の引率」が足を引っ張り、やはり非常勤講師で、と変更してもらいました。

今までは主任先生は週に1回は授業のない日を設定していたようですが今はたとえ1時間でも毎日授業があるようになっているそうなので結果としては毎日出勤しなくてはいけません。

でも非常勤であれば毎朝8時20分の出勤ではないので(今の家からなら車で15分、新居からだと公共交通機関で1時間)余裕が持てます。やはり通勤ラッシュの1時間毎日はちょっとキツイです。さらにお給料面でも私が60歳を超えているので常勤でも「再雇用任用基準」でのお給料らしいので、もしかしたら非常勤のお給料とさほど変わらないかもしれません。もちろんボーナスやらその他の手当の分は違うでしょうが、拘束時間と責任が大きくなるのにそれでは正直割に合わないと思いました。さらにここは育休がないそうなのでかっきり1年間の産休分だけです。これが育休あわせて最長3年でお願いされていれば、ある意味「やりがい」で頑張れる気もするのですが、しょせん1年の使い捨てなので… 産休を取る先生とは7年くらいの付き合いですし、いろいろ問題はある物の(笑)さっぱりとして好きな先生ではありますが、だからと言って私も老い先短い人生を人さまのために疲弊することもないかな、と。

そう、これからの私の人生は私自身のために使うと決めたのですから。

実はこちらを受けることになった後も教員バンクに登録してあるせいか、ちょくちょく「常勤」の打診があります。やはり年度途中の急な欠員には皆さん苦労されているようなので、私のように取り合えず「キャリア」だけはある(なんだかんだで非常勤を25年ほどやってたみたい・笑)オバサンはありがたいみたいです。しかも県下トップの学校と指導困難校と言われる底辺校の両方を体験しているし(笑) 即戦力と認められているのかもしれません。現実的には指導力不足で自己嫌悪の毎日でしたが、それでも上を巻き込むようなトラブルは起こしたことがありませんでした。(一緒にやってた中には遅刻癖がある方や生徒大ゲンカして問題になる方もいました) 

はたしていつまで雇ってもらえるかは知れませんが、ここの1年が終わってもまだしばらくは需要があると思っています。昨日、娘に付き添ってハロワに行ったのですが「シニアの求人」は時給1000円であれば「高い方」でした。私は自分がガテン系の自営業育ちなので決して掃除やいわゆる3Kと言われる仕事でも平気ではありますが、さすがに年を取って体がついていけないと感じるようになりました。たまたま、知り合いに頼まれてPCの入力作業を頼まれたのですが「時間はかかってもいいから時給1500円でお願いします」と。私は引っ越しの見積もり等で忙しかったのでちょうど家にいた娘にやってもらいました。60歳のオバサンで打てる倍くらいは娘ならやったと思うのですが、娘も派遣で働いているとだいたい1300円くらいなので在宅で1500円はありがたい、と言っていました。(でも、3日で終わっちゃいましたが・笑)

この先もそこから依頼があるかどうかはわかりませんが、以前も10日間くらいお手伝いに行って8万くらい貰っているのである意味「楽」な仕事に慣れてしまっているかもしれません。私レベルの入力&知識(エクセルが使えない・涙)でも重宝してもらえてましたし。

非常勤講師の仕事は2年半離れているので、また最初からの面もありますが、なんだかんだで25年培ってきたノウハウもあるし、正直言ってしまえば、うまくやれば「楽」な面もあります。

自分のルーツを否定したくないがために3Kの仕事を否定はしませんが、それでも曲がりなりにも「先生」と言う肩書にお掃除のおばちゃんよりもステータスを感じます。

それは仕方ないのかもしれません・・・

 

夫の仕事は8月いっぱいで、新しい所は週に3日のアルバイト。残りの2日を今の会社の残務整理で12月まで、と言う感じのようです。

来年の4月からバイトのない2日間でとある私立の大学の講師を頼まれているようです。

ただ、大学の非常勤講師は高校の非常勤講師よりもっと割が合わないみたいですが、それでも今までやってきたことの延長で自分の知識を必要とされるのはうれしい事だと思います。

なので、それが実現すればある意味「社会奉仕」として行くことになると思います。こちらは新しい家からなら公共交通機関で行けます。

 

正直なことを言えば様々な記事で「老後に家を売ってマンションを買うのはもってのほか」みたいなことが書いてあってしばらくは勢いで決めてしまったことを落ち込んでいました。(しばらくは新旧の家の二重生活なので生活費も多い)

でも、新しい場所から広がる夢も可能性もたくさんあって、やっぱりワクワクが止まらないと感じるようになりました。