実はすごい人?(笑)

夫は大学院を卒業してからずっと勤めていた会社を60歳で定年退職した後、65歳まで再雇用で働き、その後3か月ほど嘱託で行っていました。

65歳で退職した後は関連会社で週3日(出勤2日、リモート1日)で働いています。

年金を受け取りたいので週20時間以内、と言う働き方のため1日6時間ずつなのですが、リモートの時は1時間くらい前からPCの前に張り付き、本来4時上がりのはずなのに5時半ごろまでサービス残業しています。さらに仕事のない日でも何かしら作業をしています。

自分の好きなことをやらせてもらっているのだから、と

実際、65歳を過ぎても需要があるのはうらやましい限りです。

さらに、4月からは週に1日だけですが、大学の非常勤講師をすることとなりました。実は全然専門外の分野らしいのですが、挑戦してみる気になったようです。

お給料は想像通り、メッチャ安いです(笑)

私も非常勤講師をしているので、わかるのですが、実際の授業だけを考えればそれなりのお給料だけれど、そのための準備に費やす時間も加えれば時間給にしたら本当に安いなぁと思います。それでも、私もそうですが、夫も「やりがい」を感じているのではないでしょうか。

さて、我が家では夫は私と娘に「世間知らず」「常識がない」「気が利かない」「優柔不断」「他力本願」「無責任」などなど散々な評価なのですが、よ~く考えるとその筋ではちゃんと評価された人みたいです(笑)

65歳定年後も数か月雇用が続いたのは、専門書の執筆のためでした。3人の共著ではあるけれど、一応、筆頭になっています。ずっと固辞していたのを断り切れずに執筆することになり大変な思いをしていました。私は同人オタクをしていたので本を出すってそれほど大したことには思っていなかったのですが(笑) ちゃんとした出版社から本を出すってのはやはりすごい事なのかもしれません。

さらに、前の会社にいた時はグループ会社のとある賞が創設された時、第一回目の受賞者になりました。学会での発表で賞をいただいて、京都での授賞式に出たこともあります。そう言えば海外の学会で発表したこともありました。

で、先日、学会の功労賞をいただく事になったので写真を送らなければ…と言っていたのですが「へー」で終わらせてました。でも、よくよく考えるともっとちゃんと家族も評価してあげなくてはいけないレベルの気がしてきました。

でも、世間には「ソクラテスの妻」と言う偉大なる前例があるように悪妻だからこそ業績を残せたってこともあるようで…(笑)

 

 

それにしても、改めて、私自身もっと謙虚にならなくては、と思いました。

今更、何を言っているのだ、と思われるかもしれませんが

まあ、ミーハーではありますが、ここしばらくテレビでもネットでもWBCばかりで

あらためて大谷選手の言動を見て、今更ながらに感銘を受けた次第です(笑)