家族旅行にて

緊急事態宣言も明け、コロナも少しばかり落ち着いたのと、娘のお休みが今月いっぱいなことで、何年ぶりかで家族で旅行に行きました。

飛行機とホテルを予約し、レンタカーで2泊3日、山形への旅です。

元々は娘が「立石寺に行きたい」と言ったことから始まり、私も体力も戻ってきたし、2年に及ぶおこもり生活にも少しばかり疲れてきたので意を決して出かけることに。

飛行機に乗るのは実に11年ぶりくらいになります。最後が娘の大学卒業時に二人で行ったフランスだったと思います。それ以前は年に1回くらいは海外旅行に行っていたのですが、娘が就職してすぐにメンタルをやられ、その後5~6年は地獄の日々でしたし、落ち着きを取り戻して4~5年になるとは言え、この2年はコロナ・・・   飛行機どころか旅行すらありませんでした。娘が住み込みで働いた3ヶ月間、ピースボートで3ヶ月、農業研修で3ヶ月ほど家を空けていた期間は夫婦で日帰りくらいの旅行はできましたが、お泊りとなるとピースボートで帰ってくる娘を神戸まで迎えに行ったついでに有馬温泉で泊まったくらいです。それももうすでに4年前になります。

こうしてみると娘が何かをして続く期間ってのはせいぜい3ヶ月なんだな、と思うのですが、今まで行っていた派遣はよく持ってて2年近くなりました。更新の打診もあったのですが、そもそも興味がなくなっていた娘は派遣会社に説得されてイヤイヤ更新していたような状態でした。それを9月末に辞めて、またまた派遣会社の説得?で11月からの新しい所が決まりました。なのでこの10月は一ヶ月間、娘にとってはのんびりできる最後の期間ということで(と言っても次の仕事も2月までの仕事)今回の旅行になりました。

娘は一人で飛行機で一泊くらいで帰るつもりだったのですが、せっかく飛行機を使って東北まで行くのであるなら2泊にしてレンタカーで回ればいいと、夫も有給を消費しなくちゃいけなかったこともあり、家族で出かけることとなりました。

本来 私はお手軽なパックツアーが好きなのですが、やはりまだこのコロナの状況では、なるべく個人旅行のほうが安心だな、と。

主に娘と夫が計画を立て、と言うかほぼほぼ娘に任せて、私は希望を出すだけ、と言う形でした。とにかく、娘の目的は立石寺だけはクリアしたい、ということ。お天気にも寄るので日程などを組み替えたり目的地を変えたり色々やっていました。

私がパック旅行で満足できるのは、ただ「だまっていても連れて行ってくれるから」なので、企画段階の意見を求められるのは本当は苦手でした。でも参加しないと怒られるのでいくつか希望だけは出しました。私の出した希望は銀山温泉出羽三山です。娘が立石寺と米沢の上杉神社で、夫が磐梯山。これで日程が決まり、ほぼほぼ希望通りのスケジュールがこなせました。お天気は微妙でしたが、とりあえずメチャクチャ降られずに済んだし、紅葉にはやや早かったけれど磐梯山ではそこそこ色が変わりつつある景色を楽しめました。逆にもう少し日程が遅くて色づいていたら渋滞して途中で引き返すか、帰りの飛行機に間に合わなかったかもしれません。さらに、娘にとって紅葉の山よりも緑の山のほうが好きだとわかったようです。そもそも立石寺と言えば「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」のお寺ですので夏の緑のほうがイメージだったようです。立石寺の石段が1000段ある、とか登るのに1時間かかる、と脅されていて変形性膝関節症の私にとっては恐怖で、すこしずつウォーキングをしたりしていたのですが、実際には石段は山道より登りやすかったし、1時間ってのは往復の話でした。なので、正直、楽勝(笑)

むしろ、その後に行った垂水遺跡の方が大変でした。と言うか、初日に行った銀山温泉の辺りの散策のほうが遥かに大変だったかも。しかも、夫との連絡がうまく行っておらず、夫の携帯に連絡が取れずメンドクサイことになりました。(夫が機内モードに設定しておいた携帯をもとに戻して置かなかったせい) 

夫はお休みのたびに出かけたがる人ですが、私はこの2年、本当に体調が優れず、家にこもりきりの状態が嫌いではありませんでした。そもそも夫とは趣味も行動も合わないのです。私はわたしなりにそれまで我慢して合わせて来たつもりですが、夫は夫で私に合わせて来たつもりでいたと思います。

私にとって夫の許せない行動  

1、行きたいところがあるくせに「どこか行かない?」と聞く →「ここに行きたいから付き合って」とか  例えば、何度も行ったことがあって「まあ、もういいかな」と思うような所でも「◯日まで△会館で特別展があるから行こう」とか「今、〇〇が見頃だから行こう」と言えば「行ったことあるから行かない」とはならないかもしれないのに・・・

2、山登りなど自分のペースでどんどん一人で先に行ってしまう。そのくせどうでもいい所で待っていたりする。 →足が痛い、体力に自身がないと予め言ってあるのだから歩くペースを合わせてほしい。もしくはそう言う場所を選ばないでほしい

3、食事でお店に入ると、たいていそのお店の一番安いメニューを選ぶ→ せっかくのお出かけだからちょっと贅沢に、とか美味しいものをと思っても、頼みにくくなる

4、写真に興味がない→ 私は写真を撮るのも、お出かけのときには写真に写り込むのも好き

5、写真を撮るのに時間がかかる → 自分から撮ってはくれないので頼むと、カメラの扱いが下手、さらに時間がかかる。他の人が待っているのに邪魔しているのも申し訳ないし、他人の前でポーズをとっているのが恥ずかしくて嫌、さらに出来上がりが残念過ぎる・・・

6、ドライブだと8割位の確率で口喧嘩になる・・・ →原因はいろいろ、だけどほぼほぼケンカで口を利かなくなる地獄の時間だったりする

 

他にも色々ありますが、とりあえず思いつくのはこれくらい。まあ、これは私からの不満で裏を返せば夫からの不満になると思います。娘にもよく怒られるのは、私が足元をよく見ないでふらついたり転びかけたりすること(しょっちゅう捻挫くらいはしている) どこでもカメラを出して周りを見ていない、時間がかかること。特に今回はいつもの愛用のカメラの充電がなくなっていたせいで、慣れないスマホのカメラをモタモタしながら撮っていたので余計イラッとしたみたいです。

後はやっぱり体力がなくて歩くのが遅い事・・・も不満だったんだろうな、と思います。

今回の旅行でも夫に対しては色々ありました。娘に対しては家にいるときに感じる不満と同じです。お互い様、というしかないのかもしれませんが、せっかくの旅行がこれじゃつまらないよな、って思います。それもこれも私の体力がないのが一番行けないのかもしれません。

あとは夫も娘も嫌いなカメラかな・・・ 

結婚25周年のとき、夫の会社からお祝い金と特別休暇がもらえる、ということだったので二人で東欧の旅行に行きました。子供が生まれてからは初めての夫婦二人だけの旅でしたが、ここで出会った同世代くらいの夫婦が、夫がビデオ、妻がカメラ担当で二人でお互いに撮りまくっていて、しかも阿吽の呼吸でカメラを構えるタイミングが一緒なんですよね。それがどれだけ羨ましかったか・・・ それをずっと言い続けてきて、この人に「察して」は無理だと気づいてからは「指示」(家族は命令という)をしているのに、ちっとも動いてくれない・・・ そのくせ、邪魔な場所にばかりいて写り込むし・・・ こちらがカメラを構えると、そこでじっと立ってこちらを見ているんです。「撮すよ」と言うと「え~~~~~~~~~~~~~~(これが長い) いらな、い~~」と言うから最近では夫を撮すつもりはなくなっています。あなたを撮そうとしているんじゃなくて、邪魔になっているんだと気づけよ!!って思います。なので今回はひと目もはばからず「どいて!!」って叫んじゃいました・・・ これがもう何巡年も続いているので嫌になります・・・

娘は自分が撮されることは嫌いますが最近は、とりあえず ちゃっちゃと撮して後で削除するパターンで写真は撮りまくっています。なので、私が写真を撮したがっている気持ちはわかってくれます。ただ私の無知やどんくささに対して時々、キツイ言い方をするので私はすっかり気が滅入っています・・・ 私は一人旅は好きではなく、誰かと楽しみを共有したいので、家族が一番安心できると思っていましたが、夫や娘ではないみたいです。

私にとっては母や妹と行くのが一番気楽だったんだな、と思います。理由は自分できめなくてもいいから、相手の顔色をうかがわなくていいから、文句をその場で言ってその場で返されても返すことができるから(笑)

 

オタクな仲間から連絡があったので、お返事をして、そのついでと言ってはなんですが小学校からの友人にも連絡をとったおかげで、それぞれと遊びに行く予定が出来上がりつつあります。

他に、落ち着いたらランチしようと言っていたとある施術の仲間がいます。ここのところのぐちを彼女に聞いてもらいたいです(笑)

今週末はまたお懐かしい面々とZoom上ではありますがつながる予定です。正直言ってちょっとめんどくさいと思ってはいますが、日常が戻ってきた証かもしれません。

1年ちょっとぶりくらいに霊視の先生に鑑定をしてもらうことにもなっています。

9月半ばから怒涛の日々が続いています。