鬱々・・・

聖子ちゃんは同世代と言うか、同じ学年になると思います。

まさにデビューその当時からずっと見てきた芸能人です。

私はぶりっ子と呼ばれた当時の聖子ちゃんはとても苦手で、アンチ派でした。

それでも、いわゆる「聖子ちゃんカット」はしていた時期がありました。(美容院に行っておまかせにすると有無を言わせずそうなりました)

結婚も出産も同じ時期で、なんていうか常に彼女の動向は目に入ってきた気がします。

苦手で苦手でたまらなかったのですが、「Sweet Mommy」「あなたに逢いたくて」はめっちゃ好きでした。

そして、お互い50歳を過ぎた辺りから、それまでのアンチの感情とは別に、この年でも第一線を駆け続ける彼女にある意味、憧れと言うか尊敬すら感じるようになりました。

好きではないけれど、すごい人だ、と。

 

神田沙也加さんの死に衝撃というか、並々ならぬ苦しさを感じています。

それは日を追うごとに、そして昨日の斎場での聖子ちゃんと神田正輝さんの姿を見たことでより一層重くのしかかってきました。

亡くなる前のミュージカルを演じる姿とか、普段と全く変わらなかったと周りが言っている姿とか・・・それが苦しくて苦しくて

まさに私の娘が自殺未遂をした時のあの苦しさがフラッシュバックしてくる感じです。

北海道の雪に埋もれて眠っている姿を想像して、一瞬の隙に何かに取り憑かれて攫われてしまったのだろう、と風の音に心が乱れます。昨日の夜に見た赤い大きな月にすら私自身も引き込まれてしまいそうな気にもなります。

彼女の辛さ寂しさ葛藤…そのものに胸が掻きむしられる気がするのは自分の娘に重ねてしまっているからだとは思います。

そして、おそらく様々な確執があったであろう母である松田聖子さんへの共感と言ってはおかしいのかも知れませんが・・・私が味わったあの無力感、後悔、慟哭・・・ それ以上の辛さを思いただただ ただただ うろたえ怯えています