しょえぇぇぇ~

昨年の6月に庭木の剪定をシルバーさんに申し込んだら、来年の2月です、と言うお返事でした。

春先に申し込もうと思ってHPを見たら「6月1日より往復はがきのみで受け付け」と言うようなことが書いてあったので、結果として1年近く待つことに。

ところが先日急に「明日、近くで作業があるから、午前中に来れるけど?」と一人のじーさまが訪ねてきました。今の私は家にこもっているので、それはありがたい、とすぐお願いしました。で、ざらっと切ってほしい木の説明をしてたら、裏の勝手に生えた南天のところに、お隣の家の木がめっちゃはみ出ていました。我が家は北側に和室の窓があり、あとはお風呂の窓と台所の換気扇で、ほとんど北側に出ることはありませんが夏の間に多少、草取りはしているのでお隣の家の庭の状態はある程度知っています。お隣のおばあさんはおそらく施設に入っているのだと思いますが、(ここ3~4年見ていない) おばあさんがいなくなって独身の娘さん(と言ってもうちの妹2と同い年くらい)の一人暮らしです。で、この庭が荒れ放題・・・ 覗くつもりはないけど見えてしまいます。何しろ、立派な木蓮があるのですが、この枯れ葉がわっさわっさに我が家の方に入り込んできていたので・・・ 正直、面倒だなぁとはおもうけど、北側は私も放置していることが多いので気にはしていませんでした。しかし、シルバーさんが「これ、どうします?」と。

う~~ん、ついでがあるなら我が家の方にはみ出ている枝だけでも切らせてもらおうか・・・と、シルバーさんの勧めで即、インターフォンを押したのですが留守でした。たぶん、お仕事に行っているんだろうな、と改めて夜にでも訪ねることにしました。

しかし、裏の家が越してきて多分もう10年くらいになると思うのですが、おばあさんとは一緒に溝掃除とかしてたので話したことはありますが、娘さんとは話したことはおろか、ここ数年、姿さえ見たことないです…… で、行きづらいなぁ・・・と思っているうちに忘れててハッと気が付いたら夜の8時45分… そっと覗いたら玄関の電気がついていたので多分在宅のはず・・・でもなぁ・・・

夫に相談するも「ま、後でもめてもなんだから、あえて連絡しないで、シルバーさんにもやらなくていいって言えば?」と言う事で落ち着きました。

翌日、やってきたシルバーさんに「お隣と話はついた?」と言われ、「昨日、時間が遅くなっちゃったんで訪ねてもいない」と言ったら、そのシルバーさんが「とりあえず、聞いてみる?」とインターフォンを押しました。いるはずないと思っていたのですが、たまたまなのか、出られました。そしたらシルバーさんがすんごいあっさりと上手に「OK」をもらいました。

で、その後、3人のシルバーさんが南側、東側(道路)、北側に分かれて剪定を始めました。ばっさりやっていいと言っておいたので、ホント驚くほどバサバサと南天、かりん、梅、ピラカンサス、柊などを切っていきました。しばらくはそれを見ていたのですが、お茶の用意をするために家に入りました。お茶の用意をして様子を見に戻るとシルバーさんの姿がない・・・ ええ?? と思ってみたら、なんとお隣の庭の中に入って、しかも脚立まで建てて我が家に入り込んでいる枝の根元からバッサバッサと切っています。

ひょえええええ~~~~! お隣さんは顔を出さず、インターフォンだけでほんの1分にも満たない受け答えでしたが、まさか自分ちの庭に入ってまで枝を切られるとは思ってもいなかったのでは? 私はびっくりしてしまってしばらくそこで固まっていました。

しかし、シルバーさんに何か言うのも申し訳ない気がして、もう知らないふりをして家に中に逃げ隠れました。

おばあさんとは時々話をして、うちもかつては木蓮があったので、木蓮の木の葉っぱの掃除が大変で~と言う話はしたことがあります。私が北側の草取りをしているときに自転車で戻ってきてご挨拶をすることもありました。でも、おばあさんがいなくなって、最近は庭は荒れ放題で、枯れた木蓮の葉っぱで地面が埋め尽くされているような状態でした。我が家を侵食していたのはさざんかと、後はよくわからない葉っぱでしたが、ちょうどここが我が家の北の和室の窓の真ん前なのである意味丁度、目隠しになってうちから相手の庭が見えないし、相手からも我が家の窓を見ないでちょうどいいと言えばよかったのです。

シルバーさんが終わって、そ~~~っと北側の和室から外を見ると、裏の家の庭とリビングの窓がスッキリ見えてしまっていました・・・  うううううう・・・ これは・・・ むしろ・・・

シルバーさんにお茶を出して作業報告書にサインをしたら、最初にお隣に交渉した方が「作業が終わったと、裏の家に報告しておいた方がいいね」と、ちゃっちゃとインターフォンを押してました。私は離れていたので何を話したかわかりませんが「裏の奥さんが『うちの分の枝はこっちにいれておいてください』って言ってたけど、オタクの分と一緒の処分でいいでしょ? そう言っといたよ」と。

以前は剪定と片付けは一緒だったそうですが、今は片付け部隊は別で翌日以降に来るそうです(でも、まだ来ていない…) それで終わり?でいいのなら、それに越したことはないのですが、実際問題、裏の方が「こんなに切るなんてどういうこと!」って怒っていたらどうしよう、と今もドキドキしています。いえ、我が家の庭木もビックリするくらいツンツンになっているので(笑) 

今、あらためて見に行ったら、切って放置されている枝が我が家の南側の木の切り枝の倍くらいあった・・・ 確かに、葉っぱの多い木だとは思っていたけど・・・  いいんでしょうか? 

ありがたかったのは私が間に入らずに、すべてシルバーさんとお隣さんの会話だったので私が伝え間違えたとか言葉足らずだったとかの責任は取らなくて済みそうなことです。

とりあえず、今のところお隣さんは何も言ってきてはいませんが、シルバーさんに早いとここの枝の撤去に来てほしいです。

この裏の家の西隣がかつてのママ友で、前回一緒に町内会の役員をした方の家で、昔はたま~に洗濯物を干している(ちょうどその家の2階がうちの1階くらいの高さ)彼女としゃべったりしていましたが、最近は裏の家の木のおかげで、彼女がそこにいるのがわかっても木に阻まれて話すこともなかったくらいです。しかし、今回の剪定で、彼女の家のベランダもまた見えるくらいになってしまいました・・・ これはしばらく、北側には出ないのが正解かもしれません・・・ 

ちょっとだけ、我が家にはみ出ている枝の先っちょだけ切ってくれれば良かったんですが・・・

まあ、でも、ホンットすっきりしたことだけは確かです。